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大津の高速アタッカーMF舛井悠悟が序盤から持ち味発揮。ゴールに係わり、自らも2戦連発

ゲキサカ / 2024年7月2日 11時32分

大津高MF舛井悠悟(3年=ブレイズ熊本出身)は抜群のスピードを活かして相手を押し込み、チャンスメーク

[6.30 プレミアリーグWEST第10節 静岡学園高 1-8 大津高 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド]

 大津高(熊本)は立ち上がりから前に速く、を徹底。右の俊足MF舛井悠悟(3年=ブレイズ熊本出身)を積極的に活用して静岡学園高(静岡)を押し込んだ。そのスピードを活かした仕掛けでセットプレーを獲得し、ゴールも。立ち上がりに相手を飲み込む一因になっていた。

「入りのプレーが今日は良かったんで、ファーストプレーで自分の得意な部分を出せて、チームも、個人もいい形で試合に入れたのかなと思っています」と舛井。前半6分に自身も絡んだ攻撃からPKを獲得して1-0。舛井は12分の2点目にも係わると、23分には右サイドからのシュートで2戦連発、今季リーグ戦3得点目をマークした。

「将がシュート打ちたかったと思うんですけど」と舛井は、アシストのFW兼松将(3年)に感謝する。すると、後半13分には右サイドで兼松のゴールの起点となり、17分にも右サイドでの抜け出しで兼松のゴールをアシスト。兼松に恩返しして、7-1の後半31分に交代した。

 山城朋大監督も評価するパフォーマンス。「ボール受ける回数だったり、点に絡む回数っていうのは意識しながらやっています」という舛井は、相手のSBに並ぶような立ち位置でボールを引き出し、大津屈指のスピードで振り切って行く。

 繰り返し仕掛けられる体力も強み。「しつこく来られたらDFも嫌だと思うんで。そこを理解して、仕掛ける回数を増やしたりっていうのはしています」。前節に続くゴールで結果。精度を高め、この活躍を続けていく意気込みだ。

「目に見える結果で活躍していきたい。ここ何試合かで点も取れたりしているので、仕掛ける回数とかもそうですけど、あとアシストとか、ゴールとか、そういう結果にこだわってやっていきたいです」

 将来の目標は大学を経由し、プロで活躍すること。EUROでのスペイン代表FWラミネ・ヤマルの活躍などが刺激になっているというサイドアタッカーは、「このリーグ戦とか、もうすぐあるインターハイとかでしっかり自分の良さを出してアピールできていったらと思います。どんどん自分の持ち味出して、前に行って、チャンスメークできるような選手になっていきたいです」。身体能力が高く、まだまだ活躍できるポテンシャルを秘めていることは確か。大舞台で持ち味を存分に発揮し、大津にゴールと白星をもたらす。
前半23分に2試合連発となるゴール後半17分にはMF兼松のゴールをアシスト
(取材・文 吉田太郎)

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