涙のPK失敗も…ここ一番で勝負強さを発揮したC・ロナウド「サッカーとはそういうものだ」

勝利に貢献したFWクリスティアーノ・ロナウド

　ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが涙を見せたPK失敗のシーンについて言及した。アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。

　チームは1日に開催されたEURO2024決勝トーナメント1回戦でスロベニア代表と対戦。C・ロナウドは0-0で迎えた延長前半15分にPKキッカーを務めたものの、右足でゴール右に蹴ったシュートは名手のGKヤン・オブラクに防がれた。

　このPK失敗後に涙を見せたC・ロナウドだったが、スコアレスのまま突入したPK戦ではプレッシャーの掛かる1人目を担い、今度は逆のゴール左に決めてみせた。ポルトガルは守ってもGKディオゴ・コスタが3人連続でストップ。PK3-0で勝利を収め、優勝した2016年大会以来のベスト8進出を果たした。

　C・ロナウドは壮絶な展開となったラウンド16を振り返り、「最初は悲しんでいても喜びで終わることもある。サッカーとはそういうものだ」とコメント。「チームにリードをもたらすシュートを決めたかったが、僕にはどうしようもなかった。オブラクがいいセーブをした。PKのシーンは見返す必要がある。いいシュートだったのか、そうではなかったのか。でも今年は一度も外したことがなかったし、僕が一番必要な時にオブラクがセーブしたんだ」と語っている。

　また、チームとして相手の堅守に手を焼いたが、「ポルトガルが勝ったのは妥当だと思う。スロベニアは試合中、ほとんど守備に徹していた。そういうチームを相手にするのはとても難しい」と指摘し、「チーム全員、特に3度の好セーブを見せたゴールキーパー(ディオゴ・コスタ)を称えるべきだ」と続けた。

　接戦を制したポルトガルは5日の準々決勝でフランス代表と対決する。

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