四日市中央工の2年生CB牧野蹴斗が存在感。選手権は「自分が無失点で抑えて、自分のゴールで勝てるように」
ゲキサカ / 2024年7月2日 20時28分
[6.30 プリンスリーグ東海第7節 静岡学園高Ⅱ 3-1 四日市中央工高 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド]
三重の名門・四日市中央工高は主導権を握られた前半に2失点。初勝点を獲得することができなかったが、後半は狙いとするサイド攻撃からゴール前のシーンを増やし、終了間際にMF住田大晴(3年)が素晴らしいゴールを決めて一矢報いた。
この日は、GK西口友愛(3年)が絶品のパントキックで決定機の起点となったほか、2年生も印象的な動き。伊室陽介監督が「一人でも、見ている人にオッと思わせるようなプレーを」と求めるFW増田莉久(2年)が前線でボールを収めて起点となり、CB牧野蹴斗(2年)も最終ラインの要として奮闘していた。
牧野は高校進学後、怪我が重なり、約9か月間の離脱を経験。だが、1対1の対応とヘディングの強さを武器とするDFは復帰後にポジションを獲得し、敗れたインターハイ三重県準決勝でもポスト直撃のヘッドや対人の攻守などで存在感を放っていた。
この日は、「自分のせいで失点してしまったんですけど、切り替えて、また一からやり直そうと思って。声出して、みんなに伝えてやることができました」と振り返る。180cmのストッパーは表現力や出足の鋭さ、際の強さも強み。静岡学園高Ⅱ戦も存在感のある動きを見せていたが、技巧派たちからボールを奪い切れないシーンもあり、「もっとFWにガツガツいけるように、全部インターセットとかできるようになっていきたいです」と体力面とともに改善することを誓っていた。
三重のTSV1973四日市時代に日本クラブユース選手権(U-15)大会に出場。中学卒業時には県内外から誘いがある中、地元の名門校進学を決めた。2年生でチームの要になっているが、インターハイ予選で悔しい敗戦を経験し、プリンスリーグ東海でも失点数が増加。それだけに、「リーダーとしてしっかり支えて、無失点でいけるように」と誓っていた。
選手権は今年の大目標だ。伊室監督は「この夏しっかりと鍛えて選手権に」と語り、牧野も「この夏で自分の課題を長所にできるようにして。冬の選手権にぶつけていきたいです。全国大会に出て、自分が無失点で抑えて、自分のセットプレーのゴールで勝てるようにしたい」と意気込んだ。牧野は元々FWで攻撃力にも自信。長期離脱から復帰後、得点数が減っているというだけに、その部分も磨いて選手権で四中工を勝たせる。
(取材・文 吉田太郎)
●高円宮杯プリンスリーグ2024特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[プリンスリーグ東海]磐田U-18、藤枝明誠との直接対決を制してプレミアPO出場に大きく前進:第17節
ゲキサカ / 2024年11月23日 16時45分
-
同点被弾から67秒後の勝ち越し弾で流れ渡さず!! 高川学園、粘る小野田工を退けて節目となる30回目の選手権出場!!:山口
ゲキサカ / 2024年11月22日 15時50分
-
[MOM4889]津工MF土谷飛雅(3年)_指揮官も「県で一番上手い」と太鼓判!! 強さも兼ね備えるエースが2点に絡んで決勝に導く
ゲキサカ / 2024年11月3日 19時52分
-
目標は「全国で2勝」…2年前の国立での経験も生かした津工、四日市中央工に完封勝利で全国行きに王手!!:三重
ゲキサカ / 2024年11月3日 13時39分
-
劇的な勝利に嬉し涙も…27年ぶりの選手権出場狙う四日市工、総体代表校の三重をPK戦の末に下して決勝へ!!:三重
ゲキサカ / 2024年11月3日 13時22分
ランキング
-
1エンゼルス、菊池雄星との3年契約合意を正式発表…総額約97億円
スポーツ報知 / 2024年11月28日 6時13分
-
2大谷翔平の元通訳・水原一平被告に2つの最新情報 判決を来年1月に“再延期”要請と米記者報道
スポーツ報知 / 2024年11月28日 9時16分
-
3田中将大“衝撃の楽天退団動画”で囁かれる「侍ジャパンへの意趣返し」《専属広報や番記者とも仲違いし…》
文春オンライン / 2024年11月28日 7時0分
-
4大谷翔平がもたらした“財政革命”でドジャースは新たな王朝建設へ 後払い分&莫大な収益が背景
スポニチアネックス / 2024年11月28日 8時13分
-
5CY賞左腕奪われ…苦しむ“西の名門”に辛辣の声 ファン怒り「大谷の引退まで待てと?」
Full-Count / 2024年11月27日 16時14分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください