内野貴史、バングーナガンデ佳史扶ら常連組も落選…パリ五輪に道をつないだ88人の名は
ゲキサカ / 2024年7月3日 16時40分
2001年以降に生まれた選手たちがパリオリンピックを目指し、そのうち18人が大舞台に臨む。大岩剛監督体制は2022年3月に発足。コロナ禍で東京五輪が一年延期された影響で準備期間は約2年半だったが、候補合宿も含めると88人の選手が選出されてきた(FW熊田直紀は招集されたが、怪我で活動には不参加)。
7月3日、8大会連続12回目の五輪に挑む18人のメンバーが発表された。08年北京五輪以来のオーバーエイジ(OA)不在となり、U-23世代のみで大舞台に臨む。
18人全員は最後の遠征となった6月のアメリカ遠征に参加したメンバーだ。また、バックアップメンバー4人はGK佐々木雅士(柏)、DF鈴木海音(磐田)、MF山田楓喜(東京V)、MF佐野航大(NEC)となった。バックアップメンバーの現地帯同はなく、18人のなかで怪我や体調不良があった場合のみ、当該選手と入れ替わることになる。
一方、これまで常連として参加してきた中で外れた選手も多い。MF松木玖生(FC東京)は昨年9月のU23アジアカップ予選から一貫して呼ばれ続け、パリ五輪最終予選も兼ねたU23アジア杯でも活躍した。今回外れた理由について、山本昌邦ナショナルチームダイレクターは「移籍の可能性がある」と招集外の理由を明かした。また、A代表に参加してきたMF鈴木唯人(ブレンビー)やGK鈴木彩艶(シントトロイデン)もメンバーには入らなかった。
U23アジア杯では副キャプテン4人の一人として戦い、直近のアメリカ遠征にも参加していたDF内野貴史(デュッセルドルフ)や、発足当初からのメンバーだったDFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、DFチェイス・アンリ(シュツットガルト)、アジア競技大会や昨年11月のアルゼンチン戦で活躍したMF松村優太(鹿島)も外れた。U23アジア杯メンバー23人からはGK山田大樹(鹿島)、MF田中聡(湘南)、FW内野航太郎(筑波大)も選ばれていない。
大岩監督はメンバー発表会見で「2年半の活動があったなかでその都度招集できるメンバーがU-23日本代表」と強調する。「のべ87人を招集してきたが、その代表として18人プラス4人が選ばれた。しっかりとした責任を持ってパリオリンピックを戦っていきたい。難しさはあるがそれを力に変えて、前に進んでいきたい」。選ばれた18人たちは、選ばれなかった選手たちの思いを胸に、パリ五輪の舞台に上がる。
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