4強入り貢献のデンベレがポルトガル戦MOM「アルゼンチンとのW杯決勝から多くを学んだ」

ベスト4進出に貢献したFWウスマン・デンベレ

　フランス代表は5日、EURO2024準々決勝でポルトガル代表と対戦し、0-0で突入したPK戦を5-3で制した。準優勝だったEURO2016以来、2大会ぶりのベスト4進出。欧州サッカー連盟(UEFA)によるプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたFWウスマン・デンベレのコメントをUEFA公式サイトが伝えている。

　ベンチスタートのデンベレは後半22分に途中出場すると、右サイドで個の力を発揮して攻撃を牽引。得点にこそ絡めなかったが、PK戦では先攻1人目のキッカーを担当し、プレッシャーが掛かる中で落ち着いて成功させた。

　UEFAテクニカル・オブザーバー委員会は「この交代選手はフランスの試合の流れを変え、冷静さを保ってPKを決めた。このFWのスピードと才能は常に脅威だった」と評価している。

　デンベレは「PK戦の練習はしていたし、自信を持って臨めた。2022年カタールワールドカップ(決勝でPK戦の末にアルゼンチンに敗れて準優勝)の経験から多くを学んだ。僕たちはこの勝利に値すると思う」と胸を張った。

　また、ディディエ・デシャン監督は強豪との激闘を振り返り、「非常に緊迫したタイトな試合だった。どちらに転んでもおかしくなかったね。延長戦の終盤はボールをあまり持てなくなり、より苦しい展開になった。疲労もあった。些細なディテールで決着がついたが、チームには満足している」とコメント。「準決勝に進出できたことは、最近慣れてきたとはいえ、当たり前だと思ってはいけない」と語った。
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