18歳ルーキーのJ初弾で息を吹き返した湘南、後半ATの逆転劇で浦和に勝利! 7試合ぶりの白星を挙げる

湘南が浦和に逆転勝利

[7.6 J1第22節 浦和 2-3 湘南 浦和駒場]

　J1第22節が6日に行われ、19位湘南ベルマーレは敵地・浦和駒場スタジアムで9位浦和レッズに3-2で勝利した。先制後に一時リードを奪われながらも最終盤に逆転。劇的な展開で7試合ぶりの白星を手にした。

　先にスコアを動かしたのは湘南。前半32分、ペナルティエリア左へのこぼれ球がスルーパスのような形となり、反応したMF田中聡が左足のシュートで今季3得点目をマークした。

　先月末に主力のチーム離脱が相次いだ浦和は交代策で打開を試みると、後半17分に追い付く。右サイドから中央へボールをつなぎ、MF渡邊凌磨がペナルティエリア左にワンタッチパス。FWチアゴ・サンタナが左足でGKソン・ボムグンの股を抜くシュートを決めた。

　さらに後半29分、渡邊がボール奪取からドリブルで持ち運び、チアゴ・サンタナに絶妙なラストパス。ペナルティエリア中央に抜け出したチアゴ・サンタナはGKソン・ボムグンとの1対1から左足でネットを揺らし、チームトップの今季9ゴール目を記録した。

　逆転を許した湘南だったが、ここから猛反撃を見せる。後半45分、左サイドのMF畑大雅からFW福田翔生、FW石井久継とテンポよくつながり、石井が右足でGK西川周作の手を弾くシュートを決める。18歳ルーキーにとっては、これがJリーグ初得点となった。

　同点に追い付いて勢いづく湘南。後半アディショナルタイム2分には、右サイドでの細かいパスワークから田中がペナルティエリア中央へ送る。これをFWルキアンが右足で豪快に蹴り込み、チーム1位の今季8ゴール目で試合をひっくり返した。

　そのまま3-2でゲームを締めた湘南が7戦ぶりに勝ち点3を獲得。浦和は4試合ぶりの黒星を喫し、連勝は2で止まった。
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