柏FW細谷真大はパリ五輪メンバーとの対戦にも「いつも通り」出発までの残り2試合で「いいイメージを持ってパリへ」

[7.6 J1第22節 柏 3-2 FC東京 三協F柏]

　オリンピックメンバーに選ばれた後の最初の試合で勝利を手にした。柏レイソルFW細谷真大は「ホームで打ち合いを制したところは自信になる」と手応え。対するFC東京にもパリ五輪メンバーFW荒木遼太郎やGK野澤大志ブランドンが出場。「タロウも途中から出てきて、行く前にこうやってできたことは少しうれしい」と笑顔を見せた。

　細谷はフル出場で勝利に貢献。自らゴールを狙うだけでなく、チャンスクリエイトの部分でも体を張った。2-2で迎えた後半アディショナルタイム4分過ぎ、敵陣PA内からこぼれたボールに関与。MF熊澤和希につなげたボールはMF戸嶋祥郎の決勝ゴールとなった。

「あんまり起点にはなっていない」と細谷は謙そん。「振り向いてシュートという選択肢もあったが、自分の体勢とか可能性を考えて、落としてうまくいってくれた」とゴールまでの道筋を振り返った。

　パリ五輪メンバーと相まみえたが「特にいつも通りやろうとした」と冷静。「次は仲間になる。しっかりコミュニケーションを取りながら、パリ五輪に行きたい」と先を見据えた。

　だが、柏での試合はリーグ戦と天皇杯の2試合が残されている。「2試合しっかり勝ちたいし、連勝もどんどん伸ばしていきたい。自分が点を取りながら勝って、 いいイメージを持ちながらパリに行きたい」。最高の準備をして、フランスに向かうつもりだ。

(取材・文　石川祐介)
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