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痛恨すぎるパスミスで逆転ゴール被弾…FC東京GK野澤大志ブランドン「反省するところがある」

ゲキサカ / 2024年7月7日 8時35分

GK野澤大志ブランドン

[7.6 J1第22節 柏 3-2 FC東京 三協F柏]

 痛恨のミスに悔しさをにじませた。FC東京のパリオリンピックメンバーGK野澤大志ブランドンは1-1で迎えた前半32分、自身のパスを相手に奪われ、そのままゴールを決められた。「次に切り替えてやっていきます」と言葉少なげに語った。

 3日にパリ五輪メンバー入りが決まってから、最初の試合となった。対する柏レイソルにもFW細谷真大やDF関根大輝といった仲間が揃うなか、激しい攻防を繰り広げる。前半2分にFWディエゴ・オリヴェイラのゴールで先制するも、14分にはDFジエゴの強烈なシュートを食らい、1-1と同点に追いつかれた。

 1-1で迎えた前半32分、接戦にやる気が空回りしてしまった。ゴールキックからリスタート。MF高宇洋のキックで始め、パスを受けたGK野澤は自らビルドアップを買って出た。FW小屋松知哉のプレスから逃れるように出したフィードは、中盤でMF高嶺朋樹に奪われると、即座にシュートを打たれた。まだゴール前に戻り切っていなかったGK野澤はボールに追いつけず、ゴールに入るところを目の当たりにした。

「ゴールをじっくり守っていくことがもっと必要だった」。そう振り返る野澤は「反省するところがある」と思いを口にする。失点直後の落胆は大きかったが、その後はプレーを立て直す。後半8分には好反応で飛び出し、ピンチを切り抜けた。

 後半41分に岡哲平のゴールで追いついたFC東京だが、後半アディショナルタイム4分過ぎに勝ち越しを許す。試合は2-3で今季初の連敗を喫した。

 自身の失点が敗北につながってしまった。それでもGK野澤は試合後、気丈に振る舞う。「FC東京のタイトルに貢献していきたい。そこでミスは許されない。またここから」。パリに向かうまであと天皇杯とリーグ戦がそれぞれ1試合ずつ残る。自身のプレーを整えながら、大舞台に臨むつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
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