1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

ホームで劇的勝利も兜の緒を締める柏GK松本健太「いい意味でもっと楽に戦えるように」

ゲキサカ / 2024年7月7日 10時0分

柏は松本健太が負傷から復帰後2連勝中

[7.6 J1第22節 柏 3-2 FC東京 三協F柏]

 今季3度目の2連勝を飾り、順位を11位に上げた柏レイソルだが、この試合でも課題である“前半での先制点献上”は引きずってしまった。開始2分でFWディエゴ・オリヴェイラにゴールを許し、これで8試合連続で前半に先手をとられる展開を強いられてしまった。

 一方で、逆境をはねかえす力を見せているのが直近3試合だ。前々節の京都戦(△2-2)では2度のリードを許しながら後半アディショナルタイムにFWマテウス・サヴィオが同点弾。前節の鳥栖戦(○4-1)は後半だけで大量4ゴールを奪って逆転勝利を挙げた。そして、FC東京戦では終了4分前に同点に追いつかれるも、後半アディショナルタイムにMF戸嶋祥郎が勝ち越し弾を決めた。

 反撃の狼煙となったのが、前半14分のDFジエゴの同点弾だ。以前、GK松本健太が「より自分の持ち味が発揮できている」と明かしたように、今季の柏はビルドアップのところで進化が見られる。ジエゴの得点の場面で起点になったのは松本だった。PA外まで持ち上がった松本が敵陣のDFジエゴの足元にピタリと合わせると、ジエゴはサヴィオへボールを預ける。サヴィオが中央で相手を引きつけ、ジエゴへスルーパス。ジエゴは左足でニアサイドを抜いてネットを揺らした。

 1-1とした後の前半20分過ぎにはFC東京が猛攻を仕掛ける。しかし、MF小泉慶の2度の決定機は松本の好セーブでしのぎ、オリヴェイラのシュートはFW細谷真大が身を挺してブロックした。このピンチをしのぐと、MF高嶺朋樹のゴールで前半のうちに逆転に成功する。これまでは相手にリードされてハーフタイムを迎え、後半一気にギアを上げる試合が多かったが、1点リードして最初の45分を終えた。

「受け身にならずに自分たちが前に前に、その立ち上がりの意識だけは持っていこうという話はしていた。そういう意味では、後半の立ち上がりに失点がなかったっていうのは、最後の最後までゲームをリードしながら引っ張れた要因なのかなと感じます」

 後半はFC東京に押される展開となったが、無失点でしのいで時計の針を進めていく。後半41分にセットプレーからFC東京にゴールを許してしまったが、アディショナルタイムに決勝弾を奪った。「会場はすごい盛り上がるし、僕たちとしても気持ちが高ぶる」と、松本は劇的な勝利を喜びつつ、試合運びについては改善の余地があると語る。

「いい意味でもっと楽に戦えるように、今日も取るべきところでちゃんと点を取っていれば、仮にあそこで失点しても、『まだ大丈夫、慌てる必要ない』っていう状況を作り出すこともできました。もちろん、そもそも失点しなければあのまま逃げ切って、結果的に3点目も取っていればもっと楽に勝てたので。戦い方の部分だとか、1人1人がもっとさぼらずにがんばるというところは、日頃から意識してやれればいいかなと思います」

 今季初の3連勝がかかる柏は、次節、敵地で名古屋と対戦する。

(取材・文 奥山典幸)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!●2024シーズンJリーグ特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください