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指揮官の体調不良で栗澤僚一HCが代行采配…“古巣”との激闘制し柏を連勝に導く

ゲキサカ / 2024年7月7日 15時15分

2024年度のS級コーチ養成講習会受講者にも名を連ねる柏の栗澤僚一ヘッドコーチ

[7.6 J1第22節 柏 3-2 FC東京 三協F柏]

 ホームでのFC東京戦のスタメン発表の際に、柏レイソルは井原正巳監督が体調不良で不在になり、代わりに栗澤僚一ヘッドコーチが指揮をとることを発表した。

 2018シーズンをもって10年半プレーした柏で現役を退いた栗澤は、翌年からトップチームのコーチに就任。2019シーズンから2022シーズンまで、ネルシーニョ監督、井原正巳ヘッドコーチ、栗澤コーチ体制でチームを率い、2023シーズンからは現役時代の栗澤の相棒・大谷秀和もコーチに加わった。2023年5月にネルシーニョ監督が退任すると、井原ヘッドコーチが新監督に就いた。今シーズン、栗澤はヘッドコーチとして井原監督を支えている。

 試合は、開始2分であっさり先制点を許す展開となったが、前半14分のDFジエゴ、同32分のMF高嶺朋樹の得点で逆転に成功した。後半41分にFC東京に追いつかれたが、アディショナルタイムにMF戸嶋祥郎が3点目を挙げて打ち合いを制した。

 奇しくも初陣の相手は、流通経済大学時代に特別指定選手としてプレーし、プロ入り後も4年半所属したFC東京。古巣との激闘を終えて、「疲れました。これが続くと思うと、ちょっとぞっとしますね」と栗澤ヘッドコーチは安堵した。

 2-1とリードして迎えた後半は、FC東京に押し込まれる展開に。栗澤ヘッドコーチは、後半15分に最初の交代で2トップの一角のFW小屋松知哉を下げると、同27分に両SHのFWマテウス・サヴィオとMF山田雄士、同36分にボランチの高嶺とジエゴを交代した。

 サヴィオに代わってそのまま左SHに入った戸嶋は、「交代選手のタイミングだったり、変わった選手を考えると、『もっと強度を高めて失点はしないぞ』っていうメッセージだったと思う」と交代の意図を汲んでいた。

 スタメンについては井原監督と相談して決めたというが、交代策については栗澤ヘッドコーチの判断によるものだったと明かす。

「トレーニングに関してはこういうことやりますっていうやりとりはしていまして。あと、メンバーのところも井原監督と相談してスタートのところは決めました。ただ、試合の中では全部任すとことだったので、今日の試合中は自分の中で感じたものをそのまま決断しました」

 決勝点となった後半アディショナルタイムの得点は、MF熊澤和希のクロスをFW木下康介とDF片山瑛一がせって、片山がそらしたボールを戸嶋が右足で合わせた。得点に絡んだ4選手はいずれも途中出場の選手。采配ズバリの決勝点だった。

(取材・文 奥山典幸)
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