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今年もサイドの選手が試合を決める。青森山田MF別府育真が決勝ゴール

ゲキサカ / 2024年7月8日 10時52分

前半43分、青森山田高MF別府育真(3年=クマガヤサッカースポーツクラブ出身)が決勝ゴール

[7.7 プレミアリーグEAST第11節 青森山田高 1-0 柏U-18 青森山田高G]

「山田のサイドハーフ(SH)は、去年も川原(良介、現国士舘大)選手だったり、杉本(英誉、現桐蔭横浜大)選手だったり、自分の目標とする選手がどっちもやっていて、やっぱり最後、絶対に試合を決めてくれるのはサイドの選手だと自分は思ってたんで、今日は自分が点取れて、勝てて、本当に良かった」。青森山田高(青森)は右SH別府育真(3年=クマガヤサッカースポーツクラブ出身)が決勝点を決めた。

 前半43分、青森山田はMF谷川勇獅(3年)がPAへ入れたボールをMF長谷川滉亮(2年)がそらす。「何となく自分のところにボールが来るなという気はしてたので。(動きを止めずに)入っといて損はしなかった」と別府。飛び出してきたGKを確認し、「強くて、速くて、低いボールでシュートを決めようと思って打ち込みました」という一撃で相手の足下を破った。
前半43分、青森山田MF別府育真が右足で先制ゴール
 別府は昨年度の選手権3試合で途中出場しているアタッカーだ。新チームの攻撃の柱として期待を受けていたが、今季のプレミアリーグ第10節までの出場時間は301分間で得点は1。コンディションが向上して先発出場を続けているが、相手が縦のスペースを消して来る中、突破してからのクロスなど特長を十分に発揮できていなかったという。

 それでも、ホーム初勝利をかけた一戦に自身も、チームも気合十分だった。「今日の試合はアップの時からやっぱり全員が目なんかみんなギラギラしてたし、勝利に向かっていくっていう顔つきだったり、行動だった」という柏U-18戦。ホーム初白星のために必死のチームを勢いづけたのは別府だった。

 立ち上がりのファーストプレー。カットインから放った左足シュートをクロスバーにヒットさせた。「今年はやっぱり自分も点を取ってチームを勝たせられるようなプレーヤーになっていきたいと思ってるので、どんなところからでもシュート狙います」という言葉通りの仕掛け。後半には自らのインターセプトからドリブルシュートを打ち込んだ。

 自分が行けるところは仕掛け、自分よりも状態の良い選手がいれば迷うことなくそこを活かすという考え。攻撃の中心選手としての自覚を持つMFは、この日の勝利にも「安心はできない」とし、少しでもレベルアップしてインターハイを迎える。

「プレミア(リーグ)はまだ優勝っていうのは諦めてないんで、インターハイ、プレミアどっちも優勝して、最後の選手権も優勝できたらと思います」。昨年度の選手権決勝では左SH川原、右SH杉本がともに得点に絡んで日本一になった。今年も、青森山田の試合を決めるのはサイドの選手。そのために、別府は貪欲にゴールを目指し、チャンスメークする。

(取材・文 吉田太郎)

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