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能登半島地震の被害を目の当たりに…地元・石川で日の丸背負う北川ひかる「パワーを届けられるように」

ゲキサカ / 2024年7月8日 21時57分

DF北川ひかる

 日本女子代表(なでしこジャパン)は13日、金沢ゴーゴーカレースタジアムでパリオリンピック開幕前最後の親善試合を行う。同試合は能登半島地震の復興支援にもなっており、金沢市出身のDF北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)は「自分の地元でプレーできる。しっかりとパワーを届けられるように、まずは勝って思いを届けられたら」と勝利を誓った。

 2010年、小学校卒業で石川県を離れてJFAアカデミー福島に入校。11年には東日本大震災で被災した。同年の女子ワールドカップでなでしこジャパンが優勝を果たしたことで「試合をみんなで観ていて、パワーをもらえた」と振り返る。いまは北川自身が日の丸を背負う。「今度は自分がそれをやる立場」と13日の試合に意気込んだ。

 今年1月1日に能登半島地震が発生。北川も帰省先で被災した。その1か月後、北川は父の仕事の手伝いで能登に向かったという。「本当に悲惨だった。断水は終わったところはあるけど、復興は進んでいない。道路も家もけっこう崩れていた」。支援の輪を途切れさせないために、北川は「自分自身も含めて発信しつつ、やれることをやっていきたい」と力を込めた。

 17年になでしこジャパンに初招集されていたが、昨年までは日の丸から遠ざかっていた。昨夏にINAC神戸レオネッサに移籍し、新天地で活躍を続けた。今年2月のパリ五輪アジア最終予選で追加招集という形で一年半ぶりになでしこジャパン入り。その後は再び招集メンバーに入っていった。

 北川はこの半年間を振り返り、「あきらめなくて本当に続けてきた結果」と胸を張る。「今までやってきた過程が自信になって今がある」。昨年のW杯出場を逃した北川にとって、パリ五輪はなでしこジャパンとして初の世界大会になる。「五輪でも左サイドを活性化できるように、チームに貢献できるようにやりたい」と大舞台を見据えている。

(取材・文 石川祐介)
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)

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