仲間隼斗が鮮やかヒールで劇的決勝弾!! 鹿島、J2藤枝に先制されるも後半逆転で天皇杯4回戦へ
ゲキサカ / 2024年7月10日 21時1分
[7.10 天皇杯3回戦 鹿島 2-1 藤枝 藤枝サ]
第104回天皇杯は10日、3回戦を各地で行い、鹿島アントラーズが藤枝MYFCを2-1で破った。前半24分にPKで先制点を与え、後半途中までビハインドの時間が続いたが、FWチャヴリッチとMF仲間隼斗の逆転2ゴールでなんとか勝ち切った。
J1リーグ2位の鹿島とJ2リーグ10位の藤枝による対決。鹿島は今季未出場だったGK山田大樹、J1リーグ戦では出場機会の少ないDF須貝英大、FW土居聖真が先発に入った。一方の藤枝は常葉大出身ルーキーのMF前田翔茉、中央大出身2年目のFW平尾拳士朗らが先発のチャンスを掴んだ。
試合は鹿島が一方的に攻め込み、チャヴリッチやMF樋口雄太が次々にゴールに迫ったが、先に試合を動かしたのはホームの藤枝だった。前半22分、FWウェンデルのシュートで生まれた浮き球に反応した前田がボレーで狙うと、これが須貝のハンドを誘発。同24分、これで得たPKをFWアンデルソンが決めた。
ところが直後、藤枝はアンデルソンが足を痛めてプレーを続けられず、MF久富良輔を交代。だが、その後は布陣変更を強いられながらも鹿島の猛攻をなんとか耐え抜き、1-0でリードしたままハーフタイムを迎えた。
鹿島は後半開始時、土居、樋口、須貝に代わってJ1リーグ戦主力のFW鈴木優磨、MF名古新太郎、DF安西幸輝を投入。その後もなかなかゴールを奪えない時間が続いたが同25分、鈴木の意表を突いたラストパスを受けたチャヴリッチが左ポストに当てながらも決め、なんとか同点に追いついた。
鹿島は後半33分、鈴木のロングスルーパスに名古が抜け出すも、シュートは藤枝GK内山圭がファインセーブ。それでも同44分、セットプレーのこぼれ球から途中出場MF舩橋佑がボレーで狙うと、ゴールを外れるコースに飛んだが、仲間が巧みなヒールで軌道を変え、トリッキーなシュートで劇的な逆転ゴールを沈めた。
そのまま試合はタイムアップ。豪雨の中での一戦を辛くも制した鹿島が4回戦進出を決めた。
●第104回天皇杯特集
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