札幌が6試合ぶり得点で神戸とドロー…勝ち越しチャンスのPK失敗も連敗を8でストップ

引き分けに終わった

[7.13 J1第23節 札幌 1-1 神戸 札幌ド]

　J1リーグは13日、第23節を開催した。北海道コンサドーレ札幌はヴィッセル神戸と1-1で引き分け、連敗を8で止めた。

　神戸は立ち上がりから攻め込むが、昨季までチームメイトだったMF大崎玲央が何とか足を伸ばす対応に遭い、決定的なチャンスとなる一歩手前で防がれる。前半6分にはMF山内翔のクロスをFW広瀬陸斗がフリーで合わせたが、枠の左に外れた。

　押し込まれる札幌は中盤ごろから盛り返して敵陣でプレーする時間が増える。それでも神戸は前半32分、FW武藤嘉紀の折り返しを山内がダイビングヘッドでゴール方向にボールを送ると、ゴール前でFW大迫勇也がシュート。しかしGK菅野孝憲にセーブされた。

　ピンチを凌いだ札幌は前半39分、FW鈴木武蔵がゴール正面でFKを獲得。MF青木亮太が蹴ったボールは壁の隙間を抜けてゴールネットを揺らした。札幌はJ1で6試合ぶりのゴールとなった。

　1点ビハインドの神戸はハーフタイム明けから山内に代えてMF佐々木大樹を投入する。すると後半3分、武藤のキープから佐々木がクロスを上げると、大迫が頭で叩き込んで追いついた。

　同点にされた札幌は後半14分、MF浅野雄也がカウンターからシュートまで持っていくもミートしきれず、ボールはGKの正面に飛ぶ。同37分にはMF菅大輝がスルーパスに抜け出して左足を振ったが、間合いを詰めたGK{前川黛也にセーブされた。それでも直後のプレーで菅がDF初瀬亮にペナルティエリア内で倒され、PKを獲得した。

　キッカーは今季リーグ戦で得点がない鈴木。初ゴールに期待がかかったが、ゴール左に蹴ったボールは前川にキャッチされた。一方の神戸は後半45分、右からのCKがファーサイドに流れたところを大迫が飛び込むが、DF岡村大八の体を張った守備に阻まれた。試合はそのまま1-1で終了した。
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