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クロスもシュートも完全封鎖の町田GK谷晃生、黒田監督&昌子源も称賛惜しまず「クロスからの失点は一つもない」

ゲキサカ / 2024年7月14日 22時34分

GK谷晃生(写真中央)

[7.14 J1第23節 東京V 0-1 町田 味スタ]

 前半6分にオウンゴールで先制した後は劣勢の時間が続いたFC町田ゼルビアだったが、黒田剛監督が強調する「勝利の方程式は1-0」というゲームプランを遂行し、想定どおりのスコアで試合を締めくくった。

 試合後、記者会見に出席した指揮官は「守備コンセプト、またはクロスの守備というところで、今年はクロスからの失点は一つもないし、そうした強み、町田のコンセプトをしっかりと遵守することで、失点は絶対にしないと選手たちが確信を持ってやっているところにこういうプランが成り立つ」と述べ、リーグ最少タイ17失点の堅守に充実感を示した。

 なかでもこの日、際立っていたのがG大阪からの期限付き移籍で在籍しているGK谷晃生のパフォーマンスだった。

 前半13分にはエリア内に抜け出してきたFW山田剛綺のシュートを冷静な反応でストップすると、その後はCKやクロスに対するキャッチングで相手の攻撃をことごとく阻止。そして後半44分には、クロスからFW山見大登に1対1の場面を作られたが、「一つ上に行かれた」(山見)という駆け引きの詰まった横っ飛びセーブを見せた。

 そんな谷の存在感には黒田監督も手放しで称賛。「いろんな駆け引きが彼のGKとしてのサッカーセンスにある。我々が落とし込めないようなことまで彼の感覚の中に持っている。すごくありがたい、頼もしいGKだなという印象がある」と述べ、次のように言葉を続けた。

「これまで何のストレスもなく彼を起用し続けられている。練習に取り組む姿勢も、言葉掛けも、彼の立ち振る舞いも誠実だし、もちろん他のGKの模範ともなるすごくありがたい存在として頑張ってくれている。彼の精神が充実しているからこそのセーブだと思うし、彼の今までの努力がこうした功績につながっていると思う」(黒田監督)

 また黒田監督は「クロスでのキャッチ、セーブ数はJリーグでもトップだと聞いている」という谷への信頼を前提に、クロス対応の守備陣形を構築しているとのこと。「彼が2つ、3つと選択肢があった時は迷う状況が出てくるが、彼が思い切って行きやすい選択肢を持てるようにDF陣を配置している。DF陣の配置、連係がすごく良いのかなという印象がある」と明かしていた。

 DFリーダーとして15試合連続のフル出場が続くDF昌子源もそうした連係面の手応えは感じつつも、谷への賛辞を惜しまなかった。

「クロスからの失点が少ないのは晃生(のおかげ)じゃないですか。CBが弾くのはもちろんだけど、あれだけ守備範囲広く出てくれてキャッチミスがない。それがすごい。いやらしいコースに来たボールはたいてい晃生が出てくれる。ちょっとかぶりそうやなと思っても絶対に触る。そこの凄みはなかなかできないんじゃないですか」(昌子)

 またシュートストップにも絶大な信頼を表明。「全部が全部、僕らがシュートブロックをしなくてもいいと思えるキーパー。無理に『このシュートは俺が絶対にブロックしないと』と思って足を出して股抜けたら、逆に晃生が取れないし、変な話1/3股を閉じてコースを消せば晃生やったら止めるやろって安心感がある」と称賛しきりだった。

(取材・文 竹内達也)
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