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帝京が「神栖ワールドユースフットボール」初代王者に!プレミア勢連破でインハイへ弾み

ゲキサカ / 2024年7月16日 10時55分

 前橋育英はスピーディーなパス交換から、相手ハイラインの背後を狙った攻撃。佐藤やオノノジュが連動した動きで飛び出してゴールへ迫る。佐藤が粘ってセットプレーを獲得したほか、山田の右FKに大外から飛び込む。また、セットプレーのこぼれ球に反応した柴野の左足シュートが枠へ向かうが、これは帝京GK尾崎がキャッチ。帝京は守備の時間が増えていたものの、田所と小西の両CBやGK尾崎中心に集中した守備で相手の攻撃を食い止め、跳ね返していた。
前橋育英は注目FWオノノジュ慶吏らが連動した攻撃帝京CB小西琉斗が相手をブロック
 そして、“帝京らしく”ボールを正確に繋いで1点を目指す。後半26分にはボールを細かく動かして相手DFをズラし、最後は加賀屋からのパスを受けた土屋が右足を振り抜く。決定的な一撃だったが、前橋育英GK藤原がビッグセーブ。前橋育英も堅守を続け、0-0のまま前後半60分間が終了した。

 優勝をかけたPK戦は互いに2人目まで成功。3人目、先攻・前橋育英のシュートを帝京GK尾崎が止める。だが、直後に前橋育英GK藤原が止め返してリードを阻止。互いに4人目、5人目が決めて迎えた6人目、前橋育英のシュートがクロスバーを叩く。直後に帝京MF杉岡が右足でネットを揺らし、優勝を決めた。
PK戦3人目、帝京GK尾崎克蔵がシュートストップ前橋育英のGK藤原優希が直後に止め返すPK戦6人目、帝京MF杉岡侑樹が右足で決めて決着優勝を喜ぶ帝京イレブン
「神栖ワールドユースフットボール」は、神栖市観光振興課も協力。期間中、地元特産の焼ピーマンが無料で振る舞われたほか、優勝チームには副賞としてピーマンやさつまいも、メロンパンが贈呈されていた。また、各試合のボールボーイを地元の中学生が務め、地元のサッカー少年たちが練習の合間に訪れて試合観戦する姿も。その前で、高い志を持つ高校生たちがハイレベルなプレーを披露した。
神栖市の石田進市長から帝京MF砂押大翔主将に優勝カップが手渡された
 帝京の田所は表彰式後、「本当にいろんな方のサポートがあって成り立った大会だなっていうのを感じたので。そこはほんとに感謝しかないですね」とコメント。そして、「初めて開かれる大会ってことで、初代の優勝チームの名前に帝京高校が載ったっていうのは、ほんとにいいことだと思います」と微笑んだ。

 帝京は尚志、前橋育英とプレミアリーグ勢を連破し、27日開幕のインターハイへ向けて弾みをつける優勝。落合コーチが「やっぱり1-0で勝つっていうよりは、2-0、3-0とたくさん点を取って勝ちたいってのは(藤倉寛)監督と同じ考えなので、そこはこの後みんなで詰めていくところなのかなと思います」と語ったように、強豪チームとの計5試合で出た課題を持ち帰り、修正して夏の日本一に挑戦する。
熱戦を繰り広げた両校の選手たちが記念撮影帝京は特別招待のマドリード選抜、順天堂大U-20を含めた参加16チームの頂点に。インターハイに弾みをつけた
(取材・文 吉田太郎)

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