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「大量失点で負けた可能性もある」小久保玲央ブライアンは最少1失点に手応え「全員で守ることはできた」

ゲキサカ / 2024年7月18日 12時57分

GK小久保玲央ブライアン

[7.17 国際親善試合 U-23日本 1-1 U-23フランス トゥーロン]

 猛攻を受けたが、1失点に抑えてみせた。U-23日本代表はフランスとドロー。GK小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)は「相手に押し込まれたが、全員で守るというところはできた。プラスの試合になったというのはある」と手応えを語った。

 全員集合したのは試合前日の16日。週末のリーグ戦を終えて合流した国内組と、シーズンを終えて実戦から遠ざかっていた海外組は、各々のコンディションを合わせながらフランス戦に臨んだ。

 今夏ベンフィカからシントトロイデンに移籍した小久保も「移籍の部分も含めて、なかなか自分的にもコンディションはフルにはできなかった」と準備は万全ではなかった。それでも集中力の高さを見せつける。前半25分の先制から後半2分には追いつかれるが、それ以上のピンチを小久保を含めた守備陣が食い止めた。

「相手がたまたま外してくれたからよかったが、大量失点で負けた可能性もある」。フランスのフィニッシュ精度の低さに助けられた部分もあった。そのなかで小久保は守備陣の奮闘を称える。「やられてもおかしくなかった展開。そのなかで(西尾)隆矢、セキ(関根大輝)、(大畑)歩夢とか全員で守れた。守備陣としてはすごくいい収穫になったゲーム」。ピンチの数だけ得た経験値を手応えとした。

 初戦まで一週間。試合を終えて本番に気持ちも高まっていくなか、小久保にとって五輪は再会の場所にもなる。今夏去ったベンフィカからDFニコラス・オタメンディがオーバーエイジ枠でU-23アルゼンチン代表に選出。1か月以上前から小久保はオタメンディと五輪の話をよくしていたという。「彼と当たることを楽しみにしているし、彼も自分とやりたいと思う。早くやりたいけど、決勝で当たりたい」。そのときが来るまで、ゴールに鍵をかけていく。

(取材・文 石川祐介)
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)

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