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「奪う力」で注目度向上。興國の2年生MF樺山文代志はインハイを「『勝負の大会』にしたい」

ゲキサカ / 2024年7月20日 12時10分

Jリーガーを兄に持つ興國高MF樺山文代志(2年=RIP ACE SOCCER CLUB出身)はインターハイを「勝負の大会」に

「このインターハイ、『勝負の大会』にしたいですね。それはもうずっと、全国決まった時に、(大阪府予選の)準決勝勝った時から思っています」

 MF樺山文代志(2年=RIP ACE SOCCER CLUB出身)は、注目のインターハイ初出場校・興國高(大阪)のシャドーを務めるプレーヤー。19日は第13回堺ユースサッカーフェスティバルでプレミアリーグ勢の米子北高(鳥取)と対戦し、得意とするセカンドボールの回収力やボール奪取力を発揮していた。

 元々はドリブルを武器とするアタッカーだったが、元Jリーガーの六車拓也監督はボールを奪う力やクイックネスの部分に注目。スムーズにボールを運ぶ力に加えて守備面での貢献度が大きく、プリンスリーグ関西1部首位、インターハイ大阪予選優勝のチームにとって欠かせない存在になっている。

 本人は「今まで攻撃メインでやってたんで、やっぱ守備評価されてきたところに関しては、ちょっと違和感ありますね」と微笑む。守備のレベルアップを目指す上で、興國OBで兄のFW樺山諒乃介(群馬)にも相談。攻撃的だが守備センスも高いMFペドリ(バルセロナ)ら「奪う」参考になるような選手を教えてもらったという。競った際の身体の入れ方、“潜り方”を学習。自身のプレースタイルの変化にも徐々に慣れ、奪える回数の増加を実感している。

 2008年早生まれの樺山は、U-16日本代表も注目する存在に。ただし、「まだまだですね」と厳しい。「攻撃の部分でまだまだ求めるところがあります。ラストパスであったり、もっと攻撃参加も増やしていきたいなって思っています」と課題を口にした。

 インターハイの目標は、「(中盤で)攻守でできるところを見せたい」。そして、「選手権、インターハイに絶対に出たいと思ってて。で、大阪一取れて出場できるんで、これをチャンスだと思ってるんで、ここの全国の舞台でもっと活躍できるようにしたいと思っています」と力を込めた。

 初戦の対戦相手は静岡の名門、静岡学園高に決定。「抽選の結果見た時、やっぱびっくりしたんですけど、逆に嬉しかったっていうか。全国出るからには、やっぱ強豪とやりたいと思ってたし、絶対に初戦も勝って、で、やっぱ初出場初優勝はしたいですね」。兄は2年生エースとして興國を選手権初出場へ導いたが、全国大会では初戦敗退している。まずは興國初の「全国1勝」に集中。大阪府予選を突破した時から、「『勝負の大会』にしたい」と考えてきたインターハイで中心選手として活躍し、結果も残して人生を変える。

(取材・文 吉田太郎)

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