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急転直下のバックアップメンバー追加招集でパリ五輪へ!! 横浜FM植中朝日「漫画のような感じ」「出ても出なくても日本のために」

ゲキサカ / 2024年7月20日 22時22分

FW植中朝日

[7.20 J1第24節 町田 1-2 横浜FM 国立]

 急きょ現地帯同が決まったバックアップメンバーへの追加招集という異例の形で、一度は諦めかけていたパリ五輪の切符を掴んだ。渡航前ラストマッチとなった20日のJ1第24節・町田戦後、報道陣の取材に応じた横浜F・マリノスFW植中朝日は「バタバタしていて今から帰って準備しないといけない」と苦笑いを浮かべつつ、「大会のレギュレーションも変わって、出られる可能性が少しはあると思って行くので、いつ出番が来てもいいように準備するだけ」と意気込みを口にした。

 パリ五輪に臨むU-23日本代表は当初、今月3日に発表されたが、本大会メンバー18人とバックアップメンバー4人のいずれからも漏れ、一度は落選となった植中。ところがその後、国際オリンピック委員会(IOC)によりバックアップメンバーに関するルール変更が決まったことで運命が変わった。

 新たなルールの下では本大会メンバー18人にアクシデントがあった場合、本大会中もバックアップメンバー4人と入れ替えることができる上、アクシデントから回復した場合は復帰もできるという仕組み。本大会メンバー18人を入れ替えるためにはチームドクターの診断書が必要となるが、その交代事由は精神・身体的な疲労でも認められるようで、ハードルは決して高くない。

 そのためバックアップメンバーとの入れ替えが頻繁に行われることが想定され、18人プラス4人で戦う重要性が高まった。こうしたルール変更を受け、日本サッカー協会(JFA)は今月18日、バックアップメンバーの現地帯同を決定。もっとも、現地帯同には所属クラブの承認が必要となる中、欧州組のMF佐野航大(NECナイメヘン)は今月上旬の時点でバックアップメンバーによる招集許可が降りず、その結果、植中が欠員補充される形となった。

 そんな植中は途中出場で約15分間のプレーとなった町田戦後、急転直下のパリ五輪帯同決定について「大枠に入るとメディカルチェックに行くけど、メディカルチェックも行っていなかったので本当にびっくり。連絡をもらった日も昼寝をしていて、強化部長からの電話で起きた。メディカルチェックも昨日バタバタでいって、漫画のような感じ」と報道陣の笑いを誘いながら回顧。「気持ちが追いついていない部分も少しはある。ちょっとまだ時間があるので、飛行機の中で意識を作っていきたい」と現状の心境を述べた。

 もっとも、目標としていた夢舞台に一歩近づいたことで、モチベーションは「もちろんある」と植中。「出た時にいいコンディションでやれるように気持ちはバックアップじゃなく、メンバー入りしている選手と同じ気持ちを作らないといけない。他のバックアップメンバーと一緒に行くので話をしながら気持ちを作っていきたい」と意気込みつつ、「なかなか経験できることではないので、そういったものを全て自分にプラスになるように吸収し、出ても出なくても日本のためにやりたい」と決意を語った。

(取材・文 竹内達也)
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