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たしかな成長の末にたどり着いたパリ五輪へ…高井幸大は大舞台に実感「さすがに感じている」

ゲキサカ / 2024年7月21日 9時12分

DF高井幸大

 マイペースな男でも、徐々にパリオリンピックの実感は湧いてきているようだ。U-23日本代表DF高井幸大(川崎F)は20日、ボルドーでの初練習を終えて「さすがにそうっすね。なんか感じていますね」と淡々と語った。

 14日のJ1リーグでフル出場し、日本からパリへの移動を挟み、15日からマルセイユでチームに合流した。17日のU-23フランス代表戦で先発入り。「少しコンディションで難しいところはあった。だけど、時間が経てば問題ないかなと」(高井)。FWアレクサンドル・ラカゼット、FWジャン・フィリップ・マテタの強力2トップと競り合い、90分を戦い抜いた。

 ドローに終わったフランス戦は「もう少し隣との関わりだったりは意識できたらよかった」と反省点を見出す。1-0で迎えた後半2分には鋭い縦への攻撃で2CB間にズレを作られ、ミドルシュートを食らって失点。パリ五輪に向けて、大きな刺激を受ける形となった。

 攻撃面でもさらに成長を示すつもりだ。「個々のレベルはもちろん上がってくる。予測のところがもっと大切になると思うので、準備を大切にしたい」。5月に優勝を決めたU23アジアカップでは優勝決定ゴールの起点を作ったことも記憶に新しい。世界の大舞台でも躍動を誓った。

 数々の名場面を作ってきた五輪を、高井も「ある程度は見てきた」と明かす。印象に残っているスポーツは意外にも「野球」だという。深掘りしてみるとはぐらかされ「適当なこと言いました」と逃げられてしまった。

(取材・文 石川祐介)
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)

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