広島が4発快勝で2連勝! 鳥栖は一時同点とするも勝ち点掴めず

[7.21 J1第24節 鳥栖 1-4 広島 駅スタ]

　J1リーグは21日、第24節を開催した。5位サンフレッチェ広島は敵地で19位サガン鳥栖と対戦し、4-1で勝利した。

　下位に沈む鳥栖はJ2降格圏内からの脱出に向けて2試合ぶりの白星を狙った。対する広島は、上位陣に食らい付くべく2連勝を目指した。

　試合は立ち上がりから一進一退の攻防となった。鳥栖は前半9分、ペナルティエリア手前でボールを受けたMF横山歩夢が豪快に右足を振るも、ここはGK大迫敬介がストップ。同14分には、再び横山が左サイドからドリブルで切り込み右足でシュートを放ったが、こちらも大迫に阻まれた。

　すると先にスコアを動かしたのはアウェーチーム。広島は前半21分、大迫のゴールキックをFWドウグラス・ヴィエイラが競り勝つと、頭で流したボールでMFマルコス・ジュニオールが抜け出す。相手GKとの一対一を冷静に沈めて先制に成功した。

　1点ビハインドのまま前半を折り返した鳥栖だが、後半開始早々に試合を振り出しに戻した。同1分、マイボールのキックオフで後半をスタートさせると、自陣ハーフウェーライン付近、右サイドからDF原田亘が前線にボールを配給。FWマルセロ・ヒアンが相手に体を当てながら強引に抜け出し、落ち着いて流し込んだ。

　さらに鳥栖は後半9分、左サイドから攻撃を仕掛けると、ヒアンが敵陣高い位置からドリブルで侵入。ゴール手前まで持ち込んでラストパスを送ったが、MF福田晃斗のシュートは大迫の体を張ったブロックに遭った。

　広島は後半23分、FW満田誠がペナルティエリア内右に侵入してシュートまで持ち込むも、ここはGK朴一圭の鋭い反応に遭い、ゴールとはならない。それでも同26分、ペナルティエリア内右でボールを受けたMF松本泰志がカットインから左足を振り抜き、勝ち越し点を挙げた。

　鳥栖はMF清武弘嗣を投入するなど、交代枠を使いながら反撃を試みるも同点ゴールが遠い。すると広島は後半42分にMF大橋祐紀がチーム3点目を挙げると、同アディショナルタイム6分に満田がダメ押し弾。4-1で勝利し、2連勝を飾った。
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