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練習参加でアピールし、掴んだチャンス。湘南内定の神戸弘陵MF石橋瀬凪「誰よりも走り、結果を残してサポーターの人たちに応援される選手に」

ゲキサカ / 2024年7月22日 14時41分

湘南ベルマーレ内定を勝ち取った神戸弘陵高MF石橋瀬凪

 湘南ベルマーレは22日、神戸弘陵高(兵庫)MF石橋瀬凪(3年)の来季加入内定を発表した。加入にあたって石橋は「チームで一番若い選手だと思うので、誰よりも走り、結果を残してサポーターの人たちに応援される選手になりたい」と意気込みを口にしている。

 代表歴はないが、179cmのスラリとしたスタイルから繰り出すドリブルはスピードが溢れ、スケールの大きさを感じさせる。関西屈指のサイドアタッカーが、インターハイ前にプロ入りを決めた。

 ヴィッセル神戸U-15時代からテクニカルな仕掛けには定評があったが、高校に入ってから身長が9cmほどアップ。チーム練習後の自主練でスピード強化に励んだ成果もあり、プレースピードが一気に上がると、高校2年生の昨年からスタメンの座を掴んだ。最終学年を迎えた今年は「強豪校で10番を貰ったからにはやらなければいけない」と意気込み十分。右サイドから慣れ親しんだ左サイドに持ち場を移したことも後押しとなり、印象的なプレーを続けてきた。

 春先から好調を維持する姿が目に留まり、6月半ばには湘南の練習に参加した。湘南は神戸弘陵とは違う3バックを採用。慣れないウイングバックとシャドーでのプレーとなり、最初は戸惑いもあったが、同じポジションの先輩であるDF畑大雅から守備の仕方を教わってからは思い切ってプレーできるようになったという。

「高卒でプロになりたかった。(練習参加は)数少ないチャンスだと思っていたので、とにかく自分を出そうと思っていた」。そう振り返る石橋はボールを持ったら積極的に1対1を仕掛けて、アピールに励んだ結果、すぐさまオファーが届いた。

「選手はみんな凄かったし、優しかった。畑大雅選手や田中聡選手など年齢が若い選手だけでなく、ベテラン選手もたくさん話しかけてくださった。プレー中に優しくしてもらっただけでなく、ご飯に連れていってもらって、色んな話を聞かせてもらったのも嬉しかったです」。そうしたアットホームな雰囲気とともに、若い選手が躍動するチームという印象もあったことで加入への迷いはなかったという。

 高校ではアタッカーとしてプレーしているが、プロ入り後はウイングバックでのプレーが想定される。「サイドを突破してクロスやシュートで結果を残していきたい。守備が大事だとも思うので、サイドでの強さをもっと上げて、攻守のバランスが取れる選手になりたい」。

「ヴィッセル神戸U-15からU-18に上がれなかった。上げておけばと思わせるプレーがしたくて神戸弘陵に入った」。そうしたコメントを残す強気なメンタリティーもプロ向きと言える。目標はルーキーイヤーから1試合でも多くの出場機会を掴み、結果を残すこと。そのためにもまずはインターハイを含めた残りわずかな高校生活で、チームを勝たせるプレーを続けていく。

(取材・文 森田将義)
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