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[MOM4771]名古屋U-18FW神田龍(2年)_プレミアでの悔しさをバネに躍動、途中出場で勝利をもたらす後半AT決勝弾!!

ゲキサカ / 2024年7月23日 11時2分

決勝点を奪い、笑顔を見せる名古屋グランパスU-18FW神田龍(2年=名古屋U-15)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.22 クラブユース選手権(U-18)GL第1節 名古屋U-18 3-2 湘南U-18 維新みらいふスタジアム]

 昨季は一度もU-18高円宮杯プレミアリーグWESTで出番を得られなかった。2年生となった今シーズン。背番号19を背負った名古屋グランパスU-18FW神田龍(2年=名古屋U-15)は開幕からトップチームでプレーし、出場時間を伸ばした。しかし、肝心な結果がついてこなかった。 

「プレー自体はそんなに問題ないけど、ゴール前の局面で決めたいという気持ちが強すぎて力んでいた」。プレミアリーグ前半戦は11試合で413分の出場時間を得たが、奪ったゴールはわずかに1つ。期待に応えられず悔しい思いを味わってきた。

「途中出場が多くなるので、少しの時間で結果を出せるように意識をしてきた。米子北高戦以降はスタメンで出る機会も得たけど、なかなか決められなかったので…」

 だからこそ、日本クラブユースサッカー選手権(U-18)ではゴールを求めていた。迎えた22日のグループリーグ初戦。湘南ベルマーレU-18に対し、チームは苦戦。2度のリードを守り切れず、2-2で終盤を迎えた。そんな神田に出番が回ってきたのは後半29分。35分ハーフのため、残された時間は6分だった。流れを変えるべくピッチに送り込まれると、3-4-2-1のシャドーで起用され、持ち前の機動力で相手DF陣を翻弄していく。そして、35+3分。大仕事をやってのける。

 背後に抜け出したFW杉浦駿吾(3年)がドリブルでゴール前に進入。惜しくも相手DFにブロックされたが、神田の下にボールがこぼれてくる。打つのか、展開するのか――。2年生アタッカーは前に出ていた相手GK島田悠生(3年)の位置を見逃さず、ダイレクトでゴールを狙う選択を下す。

「駿吾が打った瞬間にこぼれ球が来るかなと。相手もたくさんいたなかで予測をしていたら、自分の目の前に良いボールが流れてきた。GKが出ているのも見えたので」。右足でループシュートを放つと、鮮やかな弧を描いたボールはゴールマウスに吸い込まれた。

 値千金の決勝弾。試合後は思わず笑みが溢れ、「自信になったし、少しは余裕が出てくると思う」と安堵の表情を浮かべた。

 地道に積み重ねてきた成果が重要な局面で実った。だが、現状に満足はしていない。日本一を目指す戦いはまだ始まったばかり。最善の準備を尽くし、次戦もチームを救うべくピッチに立つ。

(取材・文 松尾祐希)
●第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)特集

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