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ゴールインから約2時間後に得点取り消し!! モロッコが超異例のアルゼンチン戦を制してパリ五輪白星発進

ゲキサカ / 2024年7月25日 2時56分

モロッコが異例の一戦を制した

[7.24 パリ五輪グループB第1節 アルゼンチン 1-2 モロッコ サンテティエンヌ]

 U-23モロッコ代表が超異例のパリオリンピック・男子サッカー初戦を制した。2時間弱に及ぶ試合の中断を経てU-23アルゼンチン代表に2-1で勝利した。

 試合はモロッコが2-1でリードする後半45+16分、アルゼンチンが波状攻撃からMFクリスティアン・メディナがこぼれ球をゴールに押し込む。劇的な同点ゴールが生まれた一方、直後に観客がピッチに乱入。アルゼンチンベンチ付近には発煙筒のようなものが投げ込まれ、安全を確保するためキックオフを待たずに試合は中断となった。その間にすべての観客はスタジアムから退出するよう指示があった。

 長い中断が続くなか、国際映像ではアルゼンチンの同点弾を巡って新たな事実が判明。VARが用いる半自動オフサイドテクノロジーのCG画像により、メディナの前にシュートを打ったDFブルーノ・アミオネがオフサイドポジションだと明らかになった。本来は得点直後にVARが介入してゴールを取り消すが、観客の暴動を受けてゴールイン直後に試合が中断したため、判定を修正できない状態になっていた。

 そのため、試合はVARの介入から再開することに。異例の状況のため主審は直接映像を見てオフサイドだと確認し、ゴールインからおよそ1時間56分後にオフサイドで得点を取り消すという最終判定を下した。

 後半アディショナルタイムの表示はもともと15分だったが、中断前にも観客の乱入による試合の停止があったため、モロッコの2-1リードから試合を再開。4分ほどプレー時間が設けられるもスコアは動かずタイムアップとなり、モロッコが衝撃的な形で白星スタートを飾った。
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)

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