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この夏はオフに徹した久保建英、EUROはハイライト視聴のみ「変に神格化しすぎるのも良くないかなと」

ゲキサカ / 2024年7月26日 2時24分

MF久保建英

 普段はスペインだけでなくJリーグも含めた欧州内外のサッカーを幅広くチェックしているソシエダMF久保建英だが、スペイン代表が頂点に立ったEURO2024(欧州選手権)は追わず、シーズンオフの休養に集中していたようだ。

 25日に行われた国際親善試合・ガンバ大阪戦後、報道陣の取材に応じた久保は「EUROは全く見ていなかったですね。サッカーは基本見るけど、さすがに久々のオフで、もうオフって決めていたのでサッカー見るのやめようと思って、EUROは1試合もフルでは見ていないかもしれないです」と明かした。

 EURO2024ではDFロビン・ル・ノルマンがCBの一角で主力を担ったほか、MFミケル・メリノ、FWミケル・オヤルサバルが大一番で決勝ゴールを決めるなど、ソシエダ勢が存在感を発揮。久保はそうした活躍を「ハイライトでは見ていた」というが、まずはサッカーを見ることから離れてリフレッシュすることを優先していたようだ。

 またそうした過ごし方をした背景には、大きな注目を集めながらも一つの大陸大会であるというEUROの位置付けもあったのかもしれない。EURO前にはFWキリアン・ムバッペが「EUROが一番難しい大会」と発言し、FWリオネル・メッシが「世界王者のアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイがいない」と反論して話題になったが、久保はその発言を引き合いに出しながら次のように語った。

「EUROはヨーロッパのチームしかプレーできない宿命があって、崇められがちだけど、それこそメッシ選手も言っていたけど、結局W杯に優勝したのはアルゼンチンなので、(EUROを)変に神格化しすぎるのも良くないかなと思います」

 こうしたEUROに対する冷静な考え方は異なる文脈ではあれど、今回来日したソシエダ関係者からも感じられた。

 24日に取材に応じたジョキン・アペリバイ会長はEUROで所属選手が活躍したことについて「5人の選手がEUROに選出されたが、今回のオリンピックにも3人が行く。チームとして良い方向に向かっていると思う」と冷静にコメント。クラブとして感慨に浸ることなく、「もっともっとそういった選手たちがレアル・ソシエダから出てくるようにやっていきます」と目線を未来に向けていた。

 そうしたクラブの未来志向の姿勢はG大阪との一戦でも表現されていた。今回はEUROに参加していたル・ノルマン、メリノ、オヤルサバル、GKアレックス・レミロ、MFマルティン・スビメンディと、パリ五輪参加中のDFジョン・パチェコ、MFベニャト・トゥリエンテス、DFセルヒオ・ゴメスが非帯同。ソシエダB所属の若手選手が多数出場機会を掴み、ハツラツとしたプレーを見せていた。

 試合後、イマノル・アルグアシル監督に今後のチームづくりについて問うと、指揮官は「いまはまだいないけど、8月5日から新しい選手が合流すると思う」とEURO組の合流を示唆しつつ、若手選手の台頭に期待。「私たちはいいカンテラのチームを持っているので若いチームをこちらに連れてくることができた。ヨーロッパリーグを戦っていくため、その編成に入っていくためにはまだまだ成長に時間が必要な選手たちだけど、これからレベルアップさせていければ」と話した。

(取材・文 竹内達也)
●ラ・リーガ2024-25特集●海外組ガイド●EURO2024特集

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