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先制アシストなど攻撃面で寄与、大畑歩夢が感じるパリ五輪の雰囲気「普通の遠征ではない」

ゲキサカ / 2024年7月27日 16時37分

DF大畑歩夢

 パリオリンピック初戦快勝の隠れた功労者だ。U-23日本代表DF大畑歩夢(浦和)は初戦・パラグアイ戦で2得点に関与。後半35分の途中交代まで奮闘を続けた。中2日での試合には「きついけどやるしかない」と語った。

 先制点をアシストし、流れを作った。前半19分、FW斉藤光毅から鋭いスルーパスが出た。「光毅がうまく背後に流してくれて、自分は追いついて出すだけだった」。左サイドの深い位置から折り返すと、MF三戸舜介のゴールにつながった。

 1-0で迎えた後半18分、大畑は左サイドからクロス。ニアサイドの斉藤が収めてふわりと浮き球を放つ。ファーサイドの三戸のヘッドで2-0と点差を広げた。

 得点とともに勢いを増す日本は後半25分にMF山本理仁が3点目を沈め、その3分後に3枚替え。そこでも大畑はピッチに残ると、最後にDF西尾隆矢との交代で下がった。

 南米王者を相手に要所の球際でも強さを見せつけた。17日の親善試合・フランス戦の経験が大きかったという。「(フランスは)スピードも違うし、一人ひとり能力も全然違った。本当にやれてよかった」。総仕上げとなった優勝候補との練習試合が、本大会でまさしく生きた形となった。

 パリ五輪が開幕したものの、試合が行われる地がパリではないことで、そこまで実感はないという。普段の海外遠征との違いは「注目度くらい」とシンプルに答えつつも、「そんなに多くはないと思っているけど、普通の遠征ではないというのはある」。大畑なりに五輪の雰囲気を感じ取っていた。

 中2日で迎える27日の第2節・マリ戦に向け、気合いは十分。「やっぱり次に勝たないと結局意味がない。そこのプレッシャーはある」。グループリーグ突破を懸けた大一番に臨む。

(取材・文 石川祐介)
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)

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