インハイ開幕!! 静岡学園が興國に逆転勝利!! 8発快勝の神村学園らが2回戦へ…選手権準V近江は初戦敗退:総体1回戦第1試合

昌平高は尽誠学園高を2-1で下して初戦突破

　令和6年度全国高校総体(インターハイ)「ありがとうを強さに変えて　北部九州総体　2024」サッカー競技が27日に開幕し、1回戦第1試合が各会場で開催された。

　プレミアリーグWESTの静岡学園高(静岡)とプリンスリーグ関西1部で首位を走る興國高(大阪1)による注目の一戦は、前半20分に安田光翔(2年=セレッソ大阪U-15)のゴールで興國が先制。しかし、後半20分にDF関戸海凪(3年=静岡学園中)、24分にMF堀川隼(3年=VIVOFC)がネットを揺らして静岡学園が2-1の逆転勝利を収めた。

　プレミアEASTの昌平高(埼玉)は尽誠学園高(香川)と対戦。11分にMF岩谷勇仁(3年=刈谷JY)の得点で先制するも、後半15分にMF山口悠大(3年=西宮SSジュニアユース)に決められて追い付かれる。しかし、33分にDF上原悠都(3年=FC LAVIDA)が決勝点を奪い、昌平が2-1で競り勝った。プレミアWESTの米子北高(鳥取)は東邦高(愛知)との一戦に臨むと、28分にFW山端寧生(3年=愛知FC一宮U-15)に決められて先制を許してしまう。だが、後半13分にMF柴野惺(3年=前橋FC)のゴールで追い付くと、1-1で迎えたPK戦を4-3で制して初戦を突破した。

　23年のU17アジアカップで得点王とMVPの2冠を獲得したMF名和田我空(3年=神村学園中等部)を擁するプレミアWESTの神村学園高(鹿児島)は、名和田が2得点を記録するなど、計8ゴールを奪取して西目高(秋田)に8-0で快勝。サウサンプトンへの加入が内定している最注目FW高岡伶颯(3年=三股中学校サッカー部)を擁する日章学園高(宮崎)は鵬学園高(石川)をPK戦の末に下し、苦しみながらも2回戦へと駒を進めた。

　また、徳島市立高(徳島)が昨年度の選手権準優勝校・近江高(滋賀)を3-1、東山高(京都)が終了間際のFW山下ハル(3年=Vervento京都F.C.)の決勝点で高川学園高(山口)を1-0で下した他、帝京高(東京1)、山梨学院高(山梨)、遠野高(岩手)が初戦突破を決めた。

　なお、第2試合は12時にキックオフしており、2回戦は翌28日に開催予定となっている。

【総体1回戦第1試合】
(7月27日)
[JヴィレッジP1]
東山 1-0 高川学園
[東]山下ハル(70分)

[JヴィレッジP2]
興國 1-2 静岡学園
[興]安田光翔(20分)
[静]関戸海凪(55分)、堀川隼(59分)