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昌平相手に全員攻撃、全員守備で好勝負。尽誠学園はこの経験を活かし、選手権で全国舞台に戻ってくる

ゲキサカ / 2024年7月27日 21時31分

尽誠学園高は強豪・昌平高戦で得た経験を活かして冬へ

[7.27 インターハイ1回戦 昌平高 2-1 尽誠学園高 Jヴィレッジスタジアム]

「優勝候補の昌平高校さんとやらせて頂いて、自分たちは県1部で、四国勢としても正直あんまり結果が出てなかったんで、その全国クラスに『四国でもやれるよ』っていうところを見せて、色々な人たちを勇気づけたいなと思いながら、色々なことを背負いながら、頑張りました」

 3大会ぶり3回目出場の尽誠学園高(香川)が、年代別日本代表や高校選抜経験者を複数擁した昌平高(埼玉)相手に好勝負。FKで相手のミスを誘い、同点ゴールを決めたMF山口悠大(3年=西宮SSジュニアユース出身)は、強い思いを持って試合に臨んでいたという。
後半15分、MF山口悠大(3年=西宮SSジュニアユース出身)が同点ゴール
 前半11分に先制点を奪われたものの、「今年のチームは前線にパワー、テクニックのある選手が多いんで、基本はもう前からハイプレスというのが彼らのサッカーです」(森陽介監督)というチームは、前からの攻守で強敵にチャンレンジした。

 ファインセーブを連発したGK冨家巧充(3年)が特に目立ったが、各選手が球際、セカンドボールの攻防で奮闘。中央から縦に繋ぐ攻撃やセットプレーで相手にプレッシャーをかけた。後半15分の同点後に勢いが加速し、勝ち越しのチャンスも。試合終了2分前の失点で屈したが、印象的な戦いだった。
GK冨家巧充(3年=F.C.コーマラント出身)は好セーブを連発
 怪我や体調不良によって、試合前は不安もあったという。それでも、チームはまとまって力を発揮。山口は「バイタル(エリア)でも繋いで、守備も粘り強く全員で守るっていう、全員攻撃、全員守備ができたんで、それを収穫にして、また選手権頑張りたい。(個人としては今日1点取ったが、)2点目まで取れる選手になりたい」と誓った。

 特に冬へ意欲を燃やしていたのが、FW古家大輝主将(3年=シーガルFCジュニアユース出身)だ。県予選準決勝で中足骨を骨折。当初は9月復帰の見込みだったというが、「最後のインターハイで間に合わせると決めて」急ピッチで調整。1-1に追いついた直後に投入され、チャンスも演出した。

「(ピッチに入った際に)みんながやっぱ笑顔で迎えてくれたんで。ちょっとミスありましたけど、やりやすかった。でも、やっぱもう一回、何回も勝って、もうちょいみんなでプレーしたかった」と唇を噛んだ。
怪我から復帰のFW古家大輝主将(3年=シーガルFCジュニアユース出身)はコンディションを上げ、冬にリベンジ
 勝負強さを特長とする10番は、選手権でリベンジ。「(今回、)やっぱり香川県にはないレベルの試合をしたんで、これを活かして、練習から強度高くなって、選手権は香川県で圧倒できるように。そして、もう一回、この舞台に戻ってきたいです」。森監督も「大学、上でもサッカー目指してるものがおりますので、必ず繋げたいと思います」と語ったように、尽誠学園は全国トップクラスの対戦相手から学んだことを選手権やその先のステージの活躍に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

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