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ゴールと仲間を死守…「本当にチームを守りたかった」守護神・小久保玲央ブライアンが2戦連続完封達成

ゲキサカ / 2024年7月28日 7時3分

GK小久保玲央ブライアン

[7.27 パリ五輪GL第2節 U-23日本 1-0 U-23マリ ボルドー]

 猛攻を防ぎ切り、2試合連続の完封を果たした。U-23日本代表GK小久保玲央ブライアンは後半アディショナルタイムのPKで横っ飛び。結果的にシュートはゴール枠外に外れたが「枠入ってても止められてたんで」と胸を張った。

 マリに危ない場面も何度も作られた。それでも一番後ろにはGK小久保がいた。後半18分には自陣内からシュートを打たれたが、左手でセーブ。「難しいポジショニングだった。しっかり我慢して、自分らしい腕の伸び方でできた」。ゴールネットは揺らせなかった。

 後半37分には山本理仁がゴール。味方の得点を一番遠いところから喜んだ。「彼らの得点は自分の得点。自分のセーブは彼らのセーブ。理仁が決めても、理仁のように自分も喜びたいと思っていた」。あとは自分が無失点に抑えるだけだった。

 しかし、後半アディショナルタイムには味方のハンドでPKを献上した。直前には少しだけ笑顔。「なんか止める雰囲気だった。自分でも止める雰囲気。入る気がしなかった」。右隅に横っ飛びしたが、相手のシュートは枠を外れた。

 U23アジアカップでも決勝でPKをセーブした。そのとき発した言葉を再び口にする。「本当にチームを守りたかった」。ゴールと、そして仲間を守る守護神。小久保が再び躍動し、グループリーグ突破に大きく貢献した。

(取材・文 石川祐介)
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)

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