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対戦相手も感じた2点差以上の力の差…ハーフタイムの2枚替えが的中の作陽学園、プラン通りの試合運びで近大和歌山撃破!!

ゲキサカ / 2024年7月28日 22時5分

 策が見事にハマり、後半17分には右中間を運んだ飯田が前線に展開。受けたFW大西卓磨(3年=イルソーレ小野FC)のスルーパスをDFの背後で貰いなおすと、冷静に左足シュートを流し込んだ。右からの中への崩しを相手の脳裏に植え付けると、20分のチャンスは左サイドから。FW久城壮司(3年=FCフレスカ神戸)、大西と中央を繋いだボールを左に展開するとフリーでドリブルを仕掛けた吉田が2点目を決めて、近大和歌山を突き放した。そのまま2-0で終了を迎え、プラン通りの戦いを上手く実行した作陽学園の強さを感じさせる試合となった。

「何が何でも今年は(全国大会に)行かなければいけないと思っていた」。大会前にそう意気込んでいたのは酒井貴政監督で、作陽学園にとって今年は勝負の年だ。近年は県内のライバルである岡山学芸館の躍進が続き、一昨年の選手権では日本一に輝く一方、作陽学園は久しく全国大会から遠ざかっていた。津山市から倉敷市に移転し、作陽高から作陽学園高に改名した昨年も夏、冬ともに県予選で敗退。今年の選手は全国大会を経験する選手はいない。「校名が変わってからと考えたら、初出場みたいなもの」と酒井監督は口にする。

「次の桐光学園を倒したら、もっと全国にアピールできると思う。自分たちの目標はそこなので、ここから良い準備をして次も勝ちたい」。曽田の言葉通り、大会を勝ち上がれば作陽学園という新校名を多くの人に知ってもらい、存在をアピールできる。そのためにも今大会は全国クラスの強豪との対戦が予想されるベスト16とベスト8進出を目指し、準備をしてきたという。酒井監督は「最低限2勝はしなければいけないと思っていた。ここからが本当の勝負だと思う。格上に向かっていく方が僕らは得意。あとは良い準備をして勝つだけ」と意気込みを口にした。

(取材・文 森田将義)
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