[MOM4789]静岡学園GK野口晟斗(3年)_6月までセカンドチームで奮闘。這い上がってきた守護神がPK戦で圧巻の3本ストップ!
ゲキサカ / 2024年7月28日 23時6分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.28 インターハイ2回戦 東山高 1-1(PK2-3)静岡学園高 JヴィレッジP2]
這い上がってきた3年生守護神が大活躍だ。静岡学園高(静岡)は後半ラストプレーで同点に追いつくと、PK戦でGK野口晟斗(3年=大阪東淀川FC出身)が圧巻の3本ストップ。チームを3回戦進出へ導いた。
PK戦、まず1人目をストップ
PK戦では相手の目線を見ながら跳ぶ方向を決定。1人目のキックを右への跳躍で止めて勢いに乗った。味方の3人目が止められた直後に右へ跳んで再びビッグセーブ。「(東山のキッカーが)全て利き足の引っかける方向にシュートが飛んできていて、それに僕も2、3本目で気づけて、それが上手く当たったのでとてもよかったと思います」。相手の狙いを察知。その野口は5人目も止めてヒーローになった。
さらに3人目も止める5人目を止め、勝利を決めた
この日は、相手のロングスローが再三飛んで来る展開。前半は低弾道のボールに思い切り良く飛び出すことができていなかったという。後半はチームとして相手のロングスロー、ロングボールを減らす狙いを持って戦い、野口も「前に出れたことはとても修正できた」。後半25分にはゴール前のこぼれ球に勇気を持って飛び出し、相手選手と交錯しながらもストップ。1点差を維持し、味方の劇的ゴールと自身のPK戦の活躍に結びつけた。
今季のリーグ戦開幕は、セカンドチームのプリンスリーグ東海で迎えていた。当時、トップチームの守護神は後輩GK有竹拓海(2年)。悔しい思いをもちろん抱いていたが、セカンドチームで清水ユースを完封するなど経験を重ね、トップチームでチャンスを掴んだ。
「僕、身長がないんで他で戦っていくしかないんですけど、リーダーシップとか声かけ、そういう部分で経験が大事になってくると思うんで重点を置きながら、練習でミスをしない、安定したプレーをするっていうGKを志して頑張ってきたんで、それが結果に繋がったかなと思います」
川口修監督はインターハイ予選後から野口と有竹を併用。「プリンスリーグでずっと出ていて、非常にいい活躍をしていた。凄い自信満々にやっていたし、一番声出すしで、『あ、コイツ、これだけチームまとめる力があるな』と思って、それで上げました」。そして、インターハイでより安定感の高い野口の先発起用を決断した。
この日、同点ゴールを決めたMF天野太陽(3年)は野口について、「最初の頃からずっとセービングは結構良くて、キックの部分がこの3年間に伸びてきたかなって一番感じるところです」と評価。得意とするセービング力やコーチングを全国舞台で発揮した野口は、3回戦へ向けて「もっといい内容で、静学スタイルで勝てるように頑張りたいと思います」。リーダーシップも備えた守護神が最後方でチームの良さを引き出し、また白星を勝ち取る。
3回戦でもチームを勝利へ導く
(取材・文 吉田太郎)
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