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静学を封じ込むも後半ラストプレーで失点、PK戦敗退。東山MF辻綸太郎主将「この負けっていうのは絶対に無駄にできない」

ゲキサカ / 2024年7月29日 5時48分

東山高はPK戦で惜敗。「この負けっていうのは絶対に無駄にできない」

[7.28 インターハイ2回戦 東山高 1-1(PK2-3)静岡学園高 JヴィレッジP2]

 プレミアリーグ勢の静岡学園高(静岡)をほぼ完璧に封じ込みながら、後半ラストプレーで失点。東山高(京都)の福重良一監督は計7本のCKやロングスローなど、再三のセットプレーのチャンスを活かせなかったこと、そして1-0で試合を締めれなかったことを残念がった。

「それが次の宿題というか、課題になったんで、反省して、次へ行くしかない。 プレミアのチームを倒して、やっていきたかったです」

 技巧派軍団の静岡学園に対し、下がることなくハイプレスを徹底。相手のパスの出どころとなるSBへ圧力をかけるなど、静岡学園にテクニック、アイディアを発揮する間を与えない。エースFW山下ハル(3年)が負傷交代するアクシデントも、直後の前半26分にMF井上慧(3年)のファインゴールで先制。チームは気持ちと運動量を落とすことなく試合を進めた。
前半26分、MF井上慧が先制ゴール
 右SB沖村大也(3年)らが相手のドリブル突破を阻止し、上山泰智(2年)と津崎翔也(3年)も集中力高くカバーリング、跳ね返しを継続。公式記録上の静岡学園の初シュートは、後半35+2分だった。だが、35+8分に相手のドリブルで2人がかわされると、そこからクロスまで持ち込まれる。一度はクリアしたものの、再びドリブルからクロスを上げられ、ヘディングシュートを決められた。
右SB沖村大也は相手を驚かせたロングスロー、先制点のアシストなど攻守で存在感CB津崎翔也中心に、DF陣も決定打を打たせなかったが……
 被シュートわずか2本も、その2本目で失点し、1-1で後半終了。PK戦ではGK麻生太朗(1年)が2本を止める活躍も2-3で敗れた。主将のMF辻綸太郎(3年=ヴィッセル神戸U-15出身)は、チーム、自身の力不足を認める。

「立ち上がりから自分たちの良さを出そうと試合に臨んで、いい形で先制したんですけど、最後まで自分たちの集中力っていうか、そういうところの無さが試合に現れたと思いますし、自分たちの弱さだったり、自分のキャプテンとしての統率力の無さがゲームに出たかなって思います」

 この敗戦を無駄にするつもりはない。「選手権で日本一取るために、この負けっていうのは絶対に無駄にできないですし、もっともっと自分がキャプテンとしてチームをまとめるっていう点でもっと成長していかないといけないですし、もっとチームとしても、個人としてもレベルアップしないといけない」。半年後、“あの70分間とPK戦があったから、日本一になった”と言えるように努力を重ねる。 
福重良一監督は「反省して、次行くしかない」MF辻綸太郎主将は選手権日本一になることを誓った
(取材・文 吉田太郎)

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