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19歳MF谷川萌々子が救ったなでしこJ、次戦引き分け以上で8強決定へ! “スパイ発覚”カナダへの厳罰で突破ハードル下がる

ゲキサカ / 2024年7月29日 6時54分

逆転に導いたDF熊谷紗希とMF谷川萌々子

 パリオリンピック女子サッカー競技は28日、グループリーグ第2節を行い、なでしこジャパン(日本女子代表)はC組2位で2試合を終えた。また他会場の結果により、日本は31日の最終節でナイジェリア相手に引き分け以上に持ち込めば、準々決勝進出が決まる状況となった。

 日本は28日、ブラジル女子代表と対戦。後半11分にカウンターから先制点を献上したが、後半35分に投入された19歳のMF谷川萌々子が流れを変えた。まずは同45分、谷川はペナルティエリア右でドリブルを仕掛け、相手のハンドを誘うと、PKをDF熊谷紗希が決めて同点。さらに同45+6分、相手のこぼれ球にダイレクトで反応すると、GKの頭上を射抜くスーパーロングシュートを決め、劇的な逆転勝利に導いた。

 この結果により、初戦でスペインに敗れていた日本だったが、通算勝ち点を3とし、勝ち点で並ぶブラジルを総得点で上回って2位に浮上。最終節の結果次第では、ここまで2連勝中の首位スペインと勝ち点で並ぶ可能性を残し、得失点差や総得点で上回ることで首位通過への望みもつないだ。

 また日本は最終節でナイジェリアに引き分け、勝ち点4にとどまったとしても、準々決勝に進むことはできそうだ。

 3グループ制で行われている今大会は、各組2位以上と各組3位の上位2チームが準々決勝に進むというレギュレーション。すなわちA・B組のいずれかの3位チームの成績を上回った時点で突破が決まるわけだが、すでにA組のカナダとニュージーランドが2試合終了時点で勝ち点0にとどまっており、勝ち点4以上を獲得する可能性がなくなっている。

 こうした状況となった背景には、国際サッカー連盟(FIFA)による処分が大きく影響している。前回王者のカナダは今大会で2連勝を果たしたものの、初戦ニュージーランド戦前に相手の練習場上空にドローンを飛行させたスパイ行為が発覚し、勝ち点6剥奪の処分が決定。その結果、2連勝でようやくマイナスを取り戻し、勝ち点0という戦績となっている。

 そのため他グループの突破のハードルが下がり、日本は最終節で2連敗中のナイジェリアに引き分ければ、準々決勝進出が決定。もっともC組3位通過の場合、会場は第3戦と同じナントとなり、移動を避けられるのはメリットだが、A組首位の開催国フランスとの対戦が濃厚。C組首位の場合はA・B組の3位との対戦となることから、まずは勝利を目指しながら試合に入ることになりそうだ。
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)

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