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「もっとやるぞ、と」。CB山本圭晋主将が4-0の試合終盤に声と身体全体で帝京長岡を鼓舞

ゲキサカ / 2024年7月29日 16時52分

大量リードにも気を緩めず、帝京長岡高を声、身体全体で引き締めていたCB山本圭晋主将(3年=セレッソ大阪U-15出身、U-17日本高校選抜)

[7.28 インターハイ2回戦 龍谷高 0-4 帝京長岡高 JヴィレッジP2]

 4-0の後半31分、帝京長岡高(新潟)のCB山本圭晋主将(3年=セレッソ大阪U-15出身、U-17日本高校選抜)が相手のドリブルをブロックしてゴールキックとする。すると、主将は腕を振り上げて咆哮。大量リードに緩みの見えるチームメートを鼓舞した。

「チームがちょっとテンション下がってたんで、一種のパフォーマンスじゃないですけど、(自分が止めて)嬉しい気持ちと、『もっとやるぞ』というのを表現した感じですね。(おそらく、みんなの耳には届いていなかったと思うが、)言って、ちょっとでも耳に届いて、気持ちをこう、締めてくれたらなって思って言いました」。

 昨年から先発を経験している山本は、1点の重さを一際理解している。初戦を5-0、2回戦も4-0とトーナメント戦での良い流れを切らないようにするために、その“パフォーマンス”や「遊びじゃじぇねぇぞ!」という声でチームを引き締めていた。

 GK小林脩晃(3年)やCB下田蒼太朗(3年)、右SB遠藤琉晟(3年)らとともに初戦から柳ヶ浦高(大分)、龍谷高(佐賀)と力強い九州勢2校を完封。「最後の砦じゃないですけど、自分が最後守って、チームを勝たせたらなっていう風には思っている」と語るリーダーは、今後の戦いでも「伸び伸び、責任感を持って」戦う。

「古沢(徹)監督からは『伸び伸び、責任を持ってやれ』っていう風に言ってもらってて。ピッチの中で起こったことをベンチからじゃなくて、自分たちが中で感じて、『こうしてみよう』っていうのを共有して、1試合1試合やっていこうっていう話はしている。『責任を持つけど、自分たちのやりたいように自由にやる』って言ってもらってるんで、責任を持ちながら、自分たちのいいプレーを出していければ、いい結果っていうのも少しずつ出していけるんじゃないかなっていう自信はついてきている。それをしっかり出せるように準備できたらなと思います」

 今年、新潟県の高体連チームとして初めて“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグを戦っているチームの目標は帝京長岡にとっても、新潟県勢にとっても初となる日本一だ。チームは初のインターハイ3回戦進出を決めたが、日本一への挑戦はまだまだこれから。帝京長岡の代表としての責任感を持ちながら、自由な発想や個性を表現して東海大相模高(神奈川2)との3回戦も勝つ。

(取材・文 吉田太郎)

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