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[MOM4802]G大阪ユースMF大倉慎平(3年)_帰ってきた14番、躍動!5か月近い負傷離脱から大会直前に復帰したアタッカーが意地のダメ押し弾!

ゲキサカ / 2024年7月31日 7時48分

帰ってきた14番、ガンバ大阪ユースMF大倉慎平(3年=ソレッソ熊本出身)はダメ押しゴールを叩き出す!

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.29 クラブユース選手権(U-18)準決勝 名古屋U-18 0-2 G大阪ユース 味の素フィールド西が丘]

 5か月近くも試合から遠ざかっていたのだ。解き放つべきエネルギーは溜め過ぎるほどに、溜めまくってきた。ピッチに立てる喜びも、得意のドリブルで相手をかわす爽快感ももちろんだけど、やっぱり自分でゴールを奪って、みんなが駆け寄ってきてくれる瞬間は、何よりも最高だ。

「得点を獲れたことは凄く嬉しいですね。この大会で復帰して、その中でも言い訳せずにチームのためになることをしようと考えてきたので、一番の目標は優勝ですけど、今日は喜びたいと思います」。

 この日はジョーカー起用となったガンバ大阪ユース(関西1)のナンバー14。MF大倉慎平(3年=ソレッソ熊本出身)が終盤に叩き出した貴重な追加点が、チームの2年連続となるファイナル進出を力強く引き寄せた。


「前の試合はスタメンで結果を残せずに、今日はベンチからというスタートでしたけど、まずはチームのためにやることを考えていました」。決勝への切符を懸けて、名古屋グランパスU-18(東海1)と激突した一戦。準々決勝はスタメン起用された大倉だったが、この日は先発を外れ、ベンチでキックオフの笛を聞く。

 そもそもこのクラブユース選手権は、まさに“復帰明け”の大会だった。2月の終わりに左肩を脱臼して手術を受けたため、そこから5か月近く戦線離脱。チームメイトたちが練習や試合で躍動する傍らで、リハビリに励む日を強いられる。

「メチャメチャキツかったですね。もともとケガがちで、そこは気を付けようと思っていた中でのケガだったので、凄く悔しかったですし、焦りはありました」。ただ、立ち止まっている時間はない。復帰する日を思い描きながら、自分にできることを、淡々と、粛々と、繰り返す。

「まずは自分のレベルアップを考えていましたね。ちょうどユーロもありましたし、『サッカーIQを上げよう』と思って、海外サッカーをメチャメチャ見て、サッカー自体を勉強しました。フィジカルはやり過ぎて、ちょっと身体が重い部分もあるんですけど(笑)」。イメージは十分。あとはそれをピッチの上で表現するだけだ。

 実戦復帰は今大会が始まる数日前の練習試合。それでも初戦のヴァンフォーレ甲府U-18戦でスタメンに抜擢されると、相手のミスを突いてゴールまで記録。チームも2-0で勝利を収め、最高に近い形で復活をアピールすることに成功する。

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