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昌平がベスト8進出!技術とスピードで堅守・福岡大若葉を呑み込む

ゲキサカ / 2024年7月31日 6時26分

昌平高がベスト8進出

[7.30 総体3回戦 昌平高 2-0 福岡大若葉高 JヴィレッジP5]

 昌平が技術とスピードで相手の堅守を呑み込んだ。令和6年度全国高校総体(インターハイ)「ありがとうを強さに変えて 北部九州総体 2024」男子サッカー競技は30日に3回戦を行い、昌平高(埼玉)は2-0で福岡大若葉高(福岡)を下し、準々決勝進出を決めた。

 福岡大若葉は創部6年目で初の全国。県大会では「高い位置でサッカーをする」ことを掲げ、準決勝ではプレミアリーグ勢の東福岡高にも3-0で勝利しているチームだ。一方でこの試合では昌平の裏に抜けていくスピードを警戒し、後ろ5枚で守備を固める形でスタートした。

 前半から昌平がボールを保持して進める展開となり、9分にはFW鄭志錫(3年)が身体の強さを活かして侵入し、シュート。ここは福岡大若葉の守護神・森惺舞(3年)に防がれ、15分にはDF中松陽太(3年)のFKから鄭のバックヘッドがわずかに枠を外れた。

 昌平・玉田圭司監督は「相手が引いた中でやるっていうのは1回戦、2回戦となかった中で、ちょっとうちもどうやって攻めればいいんだろうっていう、そういう迷いみたいものがあったので、決定的なシーンまではいけなかった」と話すが、それでもクーリングブレイクのところで「相手の嫌なこと」「崩すためのアイデア」の部分を共有するとスコアが動く。

 25分、「自分が1枚下りて、前にボールを運んでいく」ことを意識したと話すMF大谷湊斗主将(3年)がドリブルで中盤から長い距離をドリブルで持ち出し、スルーパス。これに「(県予選後の)プレミアから点がなかったので、そろそろ取りたいと思っていた」というMF三浦悠代(3年)が抜け出し、キーパーとの1対1を沈めて先制した。

 後半も昌平はMF長璃喜(2年)が果敢に左サイドを仕掛け、15分には鄭、長が相次いで決定機。一方、「うちもセットプレーとかワンチャンスあるだろうと思ったので、先に入ろうが後に入ろうが1点まではいいよと話していた」(杉山公一監督)という福岡大若葉も0-1は想定内といった形で落ち着いて守備し、仕掛けるタイミングをうかがう。

 しかし、次の1点を決めたのも昌平だった。28分、その4分前にピッチに立ったばかりのMF本田健晋(3年)がドリブルで運び、一度三浦に預ける。その間に前線に駆け上がると三浦のスルーパスを呼び込み、最後は右足で流し込んで欲しかった追加点をもぎとった。
 
 なんとか1点を返したい福岡大若葉は終了間際の35+4分、10番MF森部絢主将(3年)が右足で直接狙ったFKがクロスバー角を叩いたが、最後までスコアを動かすことはできず。そのまま昌平が2-0で勝利し、ベスト8進出を果たした。

(取材・文 石黒登)
●全国高校総体2024特集

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