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敵将も「相手の力が一枚上だった」と認めた静岡学園の強さ、日章学園に競り勝って準々決勝へ!!

ゲキサカ / 2024年7月31日 10時1分

静岡学園高がベスト8進出

[7.30 総体3回戦 日章学園高 1-2 静岡学園高 Jヴィレッジ]

 令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技の3回戦が30日に開催され、静岡学園高(静岡)が日章学園高(宮崎)に2-1で競り勝った。勝った静岡学園は、31日の準々決勝で神村学園高(鹿児島)と戦う。

 試合は開始4分で動いた。「右サイドでゲームを作れるし、チャンスメークもしてくれる」(川口修監督)DF野田裕人(3年)が右サイドからの攻撃参加でCKを奪うと、このファーストチャンスをゴールに結びつけた。

 DF鵜澤浬(3年)が蹴ったボールにゴール正面左寄りで合わせたのは、DF岩田琉唯(3年)。ヘディングでの真っ向勝負に競り勝ち、見事にゴールネットを揺らしてみせた。

 出鼻を挫かれる格好となった日章学園は難しい試合運びを強いられることに。原啓太監督が「3バックにすることで相手のシステムエラーを起こそうとしたが、グラウンド状態に対してわれわれの技術が足りないところもあり、低い位置で捕まることが多くなってしまった」と振り返ったように、なかなか攻撃が機能しない。

 ただ、「長いボールを相手が嫌がっていたので、普段のやり方とは違うけれど、ここは勝負に徹しようと思った」(原監督)という中で、前半アディショナルタイムに試合の流れを引き戻す。GK{有園大樹}}(3年)のロングボールを起点とした攻めから、途中出場のDF宝徳悠誠(3年)が競り合い、こぼれ球を拾ったMF吉崎太珠(1年)が潰れた、さらなるセカンドボールをFW矢野瑛大(1年)が左足シュート。これが相手DFに当たってゴールへ転がり込む、泥臭い形で追い付いてみせた。

 だが、「相手の力が一枚上だった」(原監督)。後半10分、MF加藤佑基(3年)がドリブルでPA内まで持ち込み、日章学園DFと競り合う。このこぼれを拾ったFW乾皓洋(3年)のキックがDFに当たってフワッと浮き上がったボールをボレーで叩いたのはMF山縣優翔(2年)。見事なゴールが決まり、静岡学園が勝ち越しに成功した。

 その後は日章学園も粘り強い反撃を見せたが、GK野口晟斗(3年)ら静岡学園守備陣も冷静に対応。2-1で逃げ切り、8強進出を決めた。

 川口修監督は「(先発)7名を入れ替えてフレッシュな選手中心でいきました。(大会を通じて)チーム力をアップさせる、経験を積ませていくという狙いに沿ってのこと。今日で大会に登録したフィールドプレーヤー全員を使うことができた」と胸を張る。選手層あってこその策だが、体力面でも連戦の中で優位に戦えた点も勝因の一つと言えそうだ。

(取材・文 川端暁彦)
●全国高校総体2024特集

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