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負傷により、ベンチから見守った夏の戦い…3回戦敗退の日章学園、FW高岡伶颯「“高校サッカー熱”が高まっている」

ゲキサカ / 2024年7月31日 7時52分

試合後、応援団にあいさつをする日章学園高FW高岡伶颯(3年)

[7.30 総体3回戦 日章学園高 1-2 静岡学園高 Jヴィレッジ]

「自分の中の“高校サッカー熱”が今までにないくらい高まっています」

 日章学園高FW高岡伶颯(3年)は、夏の戦いの終わりを見届けたあと、そんなコメントを残した。

 最後のインターハイは、何とも「悔しい」経験だった。大会前に負った左膝の負傷を受け、「絶対に無理はさせない」という原啓太監督の判断で今大会はベンチから見守ることに。当初は登録変更も検討されたと言うが、チームメイトからは「ベンチにでもいてほしい」という声が上がり、主将はチームに残ることとなった。

 大会前には「自分から声を出して、サポートの仕事をしっかりしていきたい」とも語っていたが、実際に全国舞台のピッチを目の前にして、チームメイトを応援することしかできない日々はもどかしいうものがあったようだ。

「いやもう、試合に出た過ぎて……。高校サッカーへの思いが薄れてたつもりはないんですけど、より一層、高校サッカーへの思いが高まったというか。試合に出てこのチームのために戦いたいという気持ちが湧いてきた」

 試合終了後、福島まで足を運んでくれた保護者・関係者に向かって挨拶をしたときも、その顔からは悔しさが滲み出ていた。

 あらためてチームを外から観ていくという経験で感じたモノもある。下級生のプレーも観ながら、こんなことも考えていた。

「下級生を成長させられる選手になるというか、伝統を繋いでいくみたいなところでも貢献したいなというのも感じました。後輩にも良い影響を与えられるようにしたい」

 そして次に向かう思いは当然、冬の大舞台ということになる。

「別にこれで終わりじゃないし、日章はここから。選手権でやり返したい」

 来季からサウサンプトンへの加入が決まっている高岡だが、このあとは練習参加などの予定はなく、選手権までは大きな恩義を感じている「日章のために」自分の積み上げてきたモノを還元していく考えだ。

 その上で、夏の借りは冬に返す。高岡の“熱”は、かつてないほどに燃え上がっている。

(取材・文 川端暁彦)
●全国高校総体2024特集

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