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[MOM4803]米子北FW鈴木颯人(3年)_主将が「仲間の分の思いも込めたシュート」で市船撃破へ導く

ゲキサカ / 2024年7月31日 22時43分

後半13分、米子北高FW鈴木颯人主将(3年=前橋FC出身)が右足で決勝ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.31 総体準々決勝 市立船橋高 0-1 米子北高 JヴィレッジP3]

 主将が、米子北高(鳥取)を市立船橋高(千葉)撃破へ導いた。0-0の後半13分、FW鈴木颯人主将(3年=前橋FC出身)は、MF柴野惺(3年)のループパスに反応。DFと入れ替わる形でボールを収めると、そのまま右足シュートをゴール左隅へ突き刺した。

 今大会開幕前、得点数が伸びていないことを課題に挙げ、「判断のところだったり、ゴール前の勝負強さってところが去年からずっと改善できてない」と語っていた。その鈴木が、推進力のある動きから、勝負強さを発揮して決勝点。これは、3回戦まで無得点の悔しさを晴らすゴールでもあった。

「1回戦から3回戦まで、チームメートに本当に助けられたので、『今日は自分が決める』っていう気持ちでした。ハイボールが上がって、DFが落とした瞬間、ゴールまでのイメージができたんで、イメージ通りシュートできました」

 この日は、相手DFライン背後を強襲する動きを連発。個々の力がある市立船橋DFの体力を削り取っていた。主将はピッチサイドで応援してくれる控えの3年生たちの思いも背負って走り続け、決勝点。「メンバー外の3年生が応援に来てるんですけど、別の遠征に行く関係で今日が最後の応援なんで、その仲間の分の思いも込めたシュートでした」。その主将の奮闘に、城市徳之総監督も目を細めていた。

「よくあそこはスプリントしてくれたと思います。しばらくはなかなかコンディションが上がらなかったんですけども。ここに来て、昨日(3回戦)いいアシストもしましたし、少しずつ上がってきてるかなっていう気はします」

 準決勝の対戦相手は、今大会8得点と量産中のエースFW名和田我空(3年)擁する神村学園高(鹿児島)だ。柴野から「キャプテンが多分、決めてくれると思います」と期待された鈴木は、「やっぱりここまで来たらFWの決定力の差だと思うので、自分が点決めて勝ちたいと思います」。相手の注目FWを上回り、福島でともに戦うチームメート、また離れた場所の仲間たちを再び喜ばせる。
決勝点に歓喜の咆哮序盤から相手DFラインの背後を狙い続けた
(取材・文 吉田太郎)

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