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自身にとっても、選手たちにとっても「ただの1勝ではないなと思います」。玉田圭司監督、昌平は“リベンジの舞台”へ

ゲキサカ / 2024年8月1日 9時2分

玉田圭司監督が昌平高の選手たちに檄

[7.31 総体準々決勝 昌平高 2-2(PK4-2)桐光学園高 JヴィレッジP3]

 昌平高(埼玉)は前半の2点ビハインドを取り戻し、PK戦を制して準決勝進出。元日本代表FWの玉田圭司監督は、前半に見えた選手たちの心の隙を指摘した一方、後半の猛攻、2ゴールでチームの底力を再確認したようだ。

「こういう試合で自分たちのポテンシャルみたいなものを改めて感じたし、選手たちも感じてくれたから。こういう試合で勝てたことは、ボクにとってもそうだし、選手にとっても、ただの1勝ではないなと思います」

「リスクを冒せ!」と送り出した後半は、積極的な仕掛けでチャンスの数を増加。FW鄭志錫(3年)のヘディング弾で1点差とすると、後半終了間際にはCBから右SBへ移っていた中松陽太(3年)がビルドアップの流れの中でゴール前にポジションを取る。リスクを冒したDFの下にMF本田健晋(3年)から右クロスが届き、同点ヘッド。PK戦では4人全員が決め、準々決勝を突破した。

 次は帝京長岡高(新潟)との準決勝。玉田監督自身が習志野高(千葉)の選手として出場した1998年インターハイは初戦から4戦連発も、怪我で欠場した準決勝で岐阜工高(岐阜)に敗れており、「その悔しさも、少しある」という。昌平のスタッフは当時、一緒に戦った習志野時代のチームメートがズラリ。昌平も過去3度のインターハイ準決勝でいずれも敗れており、リベンジの機会が訪れた。

「チャンスを逃さないためにも、特に明日の休養なんかも大事になってくる。 少しでもリラックスできる状況っていうのを作ってあげたいですね。(試合では、)集中力だったりとか、この暑さに対してどうやってやるべきかとか、そういう細かいところで差がつくと思うんで、そういうところは口うるさく言っていきたいです。相手があってのサッカーですけど。とにかく自分のこと、それで相手の良さを消すっていうことをやりながら、自分たちが優位に運べるようにやっていきたいです」(玉田監督)。

 日本代表FWとして2004年アジアカップ優勝に貢献し、2006年ワールドカップでブラジルからゴールを決めている名手は、昨年からスペシャルコーチとして昌平に携わり、監督就任1年目で全国大会準決勝進出。「どんな選手でも僕は信頼している」という教え子たちとともに、“初”の決勝進出を果たす。

(取材・文 吉田太郎)

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