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[MOM4805]昌平DF中松陽太(3年)_CBとして先発し、勝負どころで右SBへ。玉田監督も「心強い」と評するDFがチームを救うヘディング弾

ゲキサカ / 2024年8月1日 10時12分

後半34分、昌平高DF中松陽太(3年=大宮アルディージャU15出身)が同点ヘッド

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.31 総体準々決勝 昌平高 2-2(PK4-2)桐光学園高 JヴィレッジP3]

 35分ハーフのゲームは、後半34分を迎えていた。1点を追う昌平高(埼玉)はビルドアップから右サイドへ展開すると、MF本田健晋(3年)が左足でクロス。これを背番号5が頭でゴール左隅に決めた。

 劇的な同点ゴール。殊勲のDF中松陽太(3年=大宮アルディージャU15出身)が咆哮しながらベンチのチームメートたちの下へ駆け寄る。「『絶対追いついてやろう』と思っていて。点決めた時は、『ヨッシャー』と思いました」と喜んだ

 中松は元々FWで、昌平進学後にサイドバック(SB)やボランチを経てセンターバック(CB)へコンバート。この日もCBとして先発していたが、後半27分の選手交代に伴い、右SBへ。そして、流れの中でゴール前へ向かっていた。

「僕からしたらサイドバックはもうなんかFWみたいな、攻撃も何でもできるみたいなポジションだと思っていて。もう最後なので、FWの位置まで行って、点取ることだけ考えていました。(同点ゴールのシーンも)ゴールの前にいたらなんか点取れるんじゃないかなっていう感覚がしたんで、そこに行きました」。右後方からのクロスを「FWの時の感覚が蘇った」とドンピシャヘッド。見事なゴールだった。

 元日本代表FWの玉田圭司監督は中松の右SB起用について、コーチ陣の提案があったことを明かす。右サイドでタフに戦うSB安藤愛斗(2年)に疲れが見える中、頼りになるというCB鈴木翔(3年)の交代起用と中松の右SB移行を決断。そして、「(中松は)得点を見れば分かるけれど、攻撃力もある選手なんで。オールランドのプレーヤーとか、そういう選手がいることは心強いですよね」と讃えていた。

 中松はチームのプレースキッカーを務めるなど高精度のキックを武器とするプレーヤーだ。今大会は相手FWに警戒され、得意の縦パスやサイドチェンジなどをなかなか発揮することができていない。守備面についても、この日は悔しい2失点。それでも、「相方の坂本(航大)君と2人で締めて、チームも安定感出していけたらなと思います」と誓う。また、試合終了間際に決めた同点ゴールは自信に。チームを救った一撃を準決勝、決勝での活躍のきっかけにする。

(取材・文 吉田太郎)

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