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勝つだけでなく「楽しくやろう」…神村学園、静岡学園との“強豪対決”を制して総体4強入り!!

ゲキサカ / 2024年8月1日 12時12分

4試合24得点0失点の数字を残す神村学園高がベスト4進出

[7.31 総体準々決勝 静岡学園高 0-3 神村学園高 JヴィレッジP1]

 令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技の準々決勝が31日に開催され、神村学園高(鹿児島)が静岡学園高(静岡)に3-0の快勝を収めた。勝った神村学園は、8月2日の準決勝で米子北高(鳥取)と戦う。

 技巧自慢の強豪同士の対戦で、立ち上がりに先手を取ったのは神村学園だった。8分、CKのクリアボールをFW徳村楓大(2年)が左足で合わせ、ミドルレンジからのシュートを突き刺し、1-0とリードを奪う。

 過度に緊張することなく試合に入った点について神村学園・有村圭一郎監督は「勝つことは良いことですけど、そこだけに振ってやっているわけではない。成長した上で勝ち上がっていければいいよねというテンションでやっている。試合前に伝えたのも『楽しくやろう』ということでした」と振り返る。

「楽しさ」を感じさせたのは持ち前のボールテクニックだけではない。守備に回っても、狩りを楽しむかのように、連戦を感じさせない激しさとスピード感で強度高く静岡学園に襲いかかった。

「神村の子は元々うまいのですが、攻撃陣も走力があって、前から来る守備の強度の高さを感じました。高円宮杯プレミアリーグで対戦したときとは、そこに大きな差を感じた」(川口修監督)

 29分には、静岡学園のスローインからの攻撃に対して粘り強くボールホルダーに寄せていき、サイドチェンジにも素早いスライドで即応し、ボールを奪い切る。

 たまらずファウルして一息ついた静岡学園に対し、MF鈴木悠仁(3年)がクイックリスタート。これをMF松下永遠(3年)が左サイドのスペースへと展開。受けたMF大成健人(3年)がカットインからの右足シュートを流し込み、2-0とリードを広げた。

 苦しい流れになった静岡学園は後半に入ってギアを上げて反撃に出るが、後半15分には神村FW名和田我空(3年)のFKからDF新垣陽盛(3年)がヘディングで繋いで、松下が決める形で決定的な3点目を奪い取り、ほぼ勝負を決めた。

 その後の反撃もDF、途中からCBに下がった鈴木らを中心に粘り強く対応した神村学園が3-0のリードを保って快勝。見事、ベスト4進出を果たした。

 敗れた静岡学園の川口監督は完敗を率直に認めつつ、「ここに来たから味わえたものがある。それがまた成長に繋がる」と、この敗戦をチームと個人のレベルアップへ還元することを誓った。

 一方、勝った神村学園の名和田主将は「今年は『うまい+走力・強度』というところでやっている。切り替えも速くやれたし、アグレッシブにできていた」と前向きに語りつつ、「満足している選手は一人もいない。自分たちの目標は日本一」と強調。「次の準決勝へ集中したい」と気持ちを切り替えていた。

(取材・文 川端暁彦)
●全国高校総体2024特集

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