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10年ぶりにインハイで2勝の仙台育英。神村学園戦で体感した課題を改善し、「全国でも戦えるようなチームに」

ゲキサカ / 2024年8月1日 17時0分

仙台育英高はインターハイの経験を活かし、冬の躍進を目指す

[7.30 総体3回戦 神村学園高 6-0 仙台育英高 JヴィレッジP2]

 宮城の伝統校、仙台育英高はインターハイで2014年大会以来となる1大会2勝。3回戦まで勝ち上がった。だが、神村学園高(鹿児島)戦は開始5分で2失点。2年連続選手権8強以上の相手と経験値で「違いがあったなという風に思いました」と城福敬監督は残念がる。

 切り替えの速さで圧倒され、細かなボールタッチの部分でも差を作られた。その後も相手のサイド攻撃によって崩され、前半のクーリングブレイクまでに計4失点。だが、城福監督から厳しく走ることを求められたチームは持ち直して見せる。

 守備陣が我慢強く相手の攻撃を跳ね返し、前線ではスピードのあるドリブルで押し返していた10番FW黒葛原結天(3年)が奮闘。前半30分には、左SB渡邊留唯主将(3年)がロングスプリントからクロスを通し、MF石川真斗(2年)が左足シュートを放った。
10番FW黒葛原結天はスピードを活かしたドリブルなどで奮闘
 渡邊は「去年2年生で選手権、またはその予選も戦わせてもらって、自分の運動量で前上がって行って、またはプレスバックしてどんどん運動量を活かして行くっていうところは自分の本当に武器だと思っているので、そこを活かせたのは本当に良かったなと思います」と振り返る。

 0-5の後半開始直後には、CB工藤天(3年)が攻め上がりからクロスバー直撃の右足ミドル。交代出場のMF長滝立優(2年)の折り返しから工藤の右足シュートがゴールを捉えるシーンもあった。

 後半は、相手ボールを奪い返す回数も明らかに増加。渡邊は、「後半は思い切って当たりに行こうと。リスクを掛けてでも点を取りに行こうっていうところは自分たちできていたので、自信を持って相手に当たって、しっかり前から行けたところが少し改善できて、上手くいったんじゃないかなと思います」と分析する。
仙台育英を牽引した左SB渡邊留唯主将
 体感した全国トップクラスの基準を持ち帰り、躍進に繋げる意気込みだ。前線で身体を張ったFW河野宗眞(3年)は、「(神村学園に)一つ一つ全ての面で圧倒された印象があります」と振り返り、「(神村学園のように)攻撃のパターンを増やしていかないと全国のベスト16以上では絶対に勝てないと思いますし、そういったところを日々の練習から全員で意識してやっていきたいなと思います」と語る。
FW{河野宗眞}}が身体を張ってボールを収める
 また、渡邊は「普段の練習からそのパス一つだったり、シュート一つだったり、身体張ってシュートを打たせないとか、 そういったところはやっぱり全国では大事になってくると思うんで、そういったところを普段からやっぱり意識して、全国でも戦えるようなチームになっていきたいと思います」と力を込めた。全国で戦えるチームになって、選手権ではより上のステージまで勝ち上がる。
悔しい敗戦を糧に、「全国でも戦えるようなチームに」
(取材・文 吉田太郎)

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