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パリ五輪のSNS中傷問題にJOCが声明発表「心を痛めるとともに不安や恐怖を感じることもあります」

ゲキサカ / 2024年8月2日 8時13分

JOCが声明

 日本オリンピック委員会(JOC)は1日、アスリートに対するSNS上での投稿について「TEAM JAPANを応援いただく皆さまには、誹謗中傷などを拡散することなく、SNS等での投稿に際しては、マナーを守っていただきますよう改めてお願い申し上げます」と呼びかけた。

 JOCは「競技に臨むアスリートが置かれている状況をご理解いただき、SNSでの誹謗中傷からアスリートの心身の状態を守るとともに、より多くの方にスポーツの価値をご理解いただき、応援いただきたいという思いから掲出する」として声明を発表。パリ五輪期間中に様々な投稿があることを受け、「SNS等を通じた皆さまからの激励・応援メッセージは、アスリート、監督・コーチへの大きな力となっています。その一方で、心ない誹謗中傷、批判等に心を痛めるとともに不安や恐怖を感じることもあります」と伝えた。

 すでに一部競技では中傷被害を訴える選手も出ており、JOCは「侮辱、脅迫などの行き過ぎた内容に対しては、警察への通報や法的措置も検討いたします。皆さまのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします」と示している。

以下、JOCの声明全文

「いつもTEAM JAPANを応援いただき、誠にありがとうございます。応援いただく皆さまへ改めてSNS等の投稿に関してお願いがあります。アスリートは4年に一度開かれるオリンピックに向けて、自分自身のため、そして支えてくださる多くの方のため、人知れず努力を重ねてきました」


「どのアスリートも、一瞬一瞬を無駄にせず、緊張の中で、自身が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、調整して大会に臨んでいます。
中には、試合前にコンディションを見極めて厳しい選択をせざるを得ないこともあります。
どれだけ準備を重ねても、試合では予期せぬこともたくさんあります。そのすべてを受け入れて、自分にできる最高のパフォーマンスを発揮すべく、アスリートはその場に立っています。応援いただく皆さまに、是非アスリートがこれまで歩んできた道のりにも思いをはせ、その瞬間を見守り、応援いただけますと幸いです」

「オリンピックに臨むアスリートは、相手をリスペクトしています。体操競技では、自身の演技が終わった後、ライバルが演技を開始するにあたり、口に指をあてて、観客に静かにするよう求める選手がいました。柔道では、試合の時には納得がいかないことがあっても、競技後に互いの健闘をたたえ合う選手がいました」

「スポーツで自身の競技力を高めるには、競い合う相手が必要です。対戦相手は、戦う相手であるとともに、ともに高め合う仲間でもあります。
そのリスペクトこそが、自身の競技力を高め、スポーツの価値をより高めるものと信じています」

「SNS等を通じた皆さまからの激励・応援メッセージは、アスリート、監督・コーチへの大きな力となっています。その一方で、心ない誹謗中傷、批判等に心を痛めるとともに不安や恐怖を感じることもあります。TEAM JAPANを応援いただく皆さまには、誹謗中傷などを拡散することなく、SNS等での投稿に際しては、マナーを守っていただきますよう改めてお願い申し上げます」


「なお、侮辱、脅迫などの行き過ぎた内容に対しては、警察への通報や法的措置も検討いたします。皆さまのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします」
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)

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