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U-23日本代表は公式戦でPK戦未経験…GK小久保「PK戦は実力ではなくリサーチが大事」

ゲキサカ / 2024年8月2日 9時4分

GK小久保玲央ブライアン

 一発勝負の戦いへ。守護神は改めて無失点を誓った。U-23日本代表GK小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)は「やっぱりこのチームで勝ちたい。いいスタッフ、いい選手がいるので、そのなかで一番いい色のメダルを取って終わりたい」と語った。

 決勝トーナメントからは引き分けで終わることのない戦いが始まる。準々決勝ではスペインと対戦。激しい攻防ではなく1得点が勝負の分かれ目になり得るなか、選手たちはその先のPK戦にも視線を向けている。

 2022年3月に発足した大岩剛監督体制のチームだが、実は公式戦でPK戦を行ったことがない。しかし、MF藤田譲瑠チマは胸を張る。「いろんなところでの非公式の試合ではPK戦を行っていた。緊張感はさすがに違うと思うが、1回も負けていない」と気を吐いた。

 指揮官は冷静だ。この日の練習後にはPK練習を実施。「当然データもしっかり持っている。そうならないような戦いをしたい」。まずは90分間での決着をつけるつもりだ。

 それでもPK戦にもつれ込んだとき、活躍するのは守護神だ。小久保は「試合中は来ないようにしているが」と前置きしながら「出るなら自分の持ち味を出せたらいい」と自信をのぞかせる。

「PK戦はある程度実力ではなく、リサーチだったり、相手の特徴だったり、そういう自分の駆け引きが大事になってくる。運というよりそういうところも大切」。“国防”はすっかりネット上で定着。チームに危機が訪れたとき、守護神の出番がやってくる。

(取材・文 石川祐介)
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)

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