パリ五輪8強で散る、U-23日本代表は金候補スペインに敗戦、好反撃から細谷弾は幻…3失点に泣く

　後半は日本もボールを持つ時間を増やし、拮抗状態に持ち込む。互いに相手ゴールに迫りながらも、スコアを動かすことはできない。後半22分、日本は2枚目の交代枠を使う。斉藤に代えてFW佐藤恵允が入った。スペインも24分に最初の交代枠を使い、バエナからMFアドリアン・ベルナベを投入した。

　日本は28分に2失点目を決められる。スペインは左CKでDFセルヒオ・ゴメスが蹴り、PA手前のF・ロペスが胸トラップ。右足ボレーをゴールに突き刺し、2-0と点差を広げた。

　追いかける日本は後半29分に3枚目の交代枠。三戸に代えてMF植中朝日が入る。そのまま左インサイドハーフに立った。36分には細谷がE・ガルシアを吹き飛ばしてPA内からシュートも決め切れない。39分には山本を下げてMF荒木遼太郎を入れた。

　後半41分、日本はCKからFWアベル・ルイスに押し込まれてダメ押しの3失点目。一矢報いることはできず、0-3の完敗で準々決勝敗退となった。

(取材・文　石川祐介)
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