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夏の福島で輝いた才能たち。ユース取材ライター陣が選出する「インターハイ11傑」vol.1

ゲキサカ / 2024年8月3日 21時46分

DF熊野俊典(米子北高1年)
小学校の時に見た選手権で米子北に憧れ続け、自ら売り込んで夢を実現させた彼は、1年生ながら守備の要として今大会安定したプレーを見せた。ボールを奪う力やカバーリングセンスは抜群で、ここからフィジカルがもっとついていけばかなり面白い存在になる。ポテンシャルの高さも含めて1年生ながら選出させてもらった。

MF大谷湊斗(昌平高3年)
頭脳明晰、技術抜群。彼のような選手がピッチにいたら安心できるほど、波がなく、かつハイアベレージなプレーを見せる。チャンスになるスペースや味方が困っているときに助けるスペースを見つけ出しては、状況に応じたオフの動きを入れて、そのポイントに入り込んでボールを受ける。中盤でリズムやタメを作るだけではなく、パスと見せかけてドリブル突破を仕掛けて、ラストパスを出したり、強烈なミドルシュートを放ったりするなど、攻撃面でトドメを刺すことが出来る。準決勝の帝京長岡戦での強烈なミドルシュート2発は圧巻だった。

MF鈴木悠仁(神村学園高3年)
183cmのサイズとガッチリとした上半身を持ち、豊富な運動量で最終ラインから中盤まで駆け回るハードワーカー。ボールを奪うセンスがあり、激しく寄せてボールを奪うこともあれば、一度相手に飛び込ませてからインターセプトを狙うなど駆け引きもうまい。CBもこなす彼をここに置くことで、前述したように後ろの小倉の攻撃参加を引き出せる。彼らの縦の連携は一度見てみたい。

MF野田裕人(静岡学園高3年)
昨年から高い足元の技術と的確な状況判断能力、そして激しいアップダウン能力を駆使し、右サイドバックから右サイドハーフをこなす右サイドのスペシャリストだったが、昨年度の選手権後に負傷離脱し、そこから長くピッチを離れた。その間、サッカーを多く見て、体幹などのフィジカルを鍛え直した結果、インターハイでは出場機会は限られていたが、右サイドバックとして出た試合では的確なポジショニングとボールを受けてからのテンポ良いパス出しでビルドアップの中枢を担った。守備面でも1対1の駆け引きとスピードを披露し、高校世代トップクラスのサイドバックであることを実証した。ここでは右ウィングバックに起用したい。

MF南創太(日章学園高3年)
日章学園では右ウィング、右サイドハーフ、右ウィングバックと右サイドで起用されているが、左利きで今大会は「縦へ突破をより意識した」と口にするようにカットインから左足シュートやクロスばかりではなく、爆発的なスピードで縦に仕掛けてからトップスピードのまま右足クロスを上げたり、中を見せてから急な切り返しで縦に仕掛けたりと右足を使う機会が増えた。それを見て左サイドに置いても、カットインから右足シュートやクロスも繰り出せるし、何より今年に入って磨いた縦突破からの左足クロスも大きな武器になると感じて左ウィングバックに起用をした。

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