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なでしこJは2大会連続で準々決勝敗退、猛攻アメリカに守備徹底も…延長戦で力尽き失点

ゲキサカ / 2024年8月4日 0時36分

失点を喫したなでしこジャパン

[8.3 パリ五輪準々決勝 日本女子 0-1(延長) アメリカ女子 パリ]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は現地時間3日、フランス・パリで行われたパリオリンピック準々決勝でアメリカ女子代表と対戦し、延長戦の末に0-1で敗戦。90分以上を守備ブロックで阻み続けたが、延長前半終了間際にFWトリニティ・ロッドマンにシュートを決められた。日本は2大会連続で準々決勝敗退となった。

 準々決勝で相まみえるのは、39試合で1勝30敗8分の“強敵”アメリカ。日本は3-4-2-1の布陣を敷く。GKは山下杏也加、3バックは左からDF古賀塔子、DF熊谷紗希、DF南萌華。2ボランチはMF長野風花とMF長谷川唯。WBは左がDF北川ひかる、右がDF守屋都弥。2シャドーがMF清家貴子とMF藤野あおばで、1トップはFW田中美南が立った。[両スタメン&布陣]

 アメリカは中盤の要であるMFサム・コフィーが累積警告で出場停止。アンカーをMFコルビン・アルバートが務めた。ボールを保持するアメリカに対し、日本は守備ブロックを敷く。要所で畳みかけてボールを奪い、カウンターでチャンスを作った。

 前半35分、日本はファーストシュートを打つ。左サイドの清家がPA内にパス。ボールを収めた田中がカットインから右足を振り抜く。しかし鋭い弾道は相手GKに阻まれた。

 その1分後にもチャンス。前線で長谷川が収め、落としたところを清家が浮き球パスを放つ。相手がクリアしそこなったボールがファーサイドに飛ぶと、PA右で守屋がボレーシュート。だが、ゴール上に大きく外れた。

 前半で日本のボール保持率は22%。しかし割り切った戦い方で、前半はスコアレスに終わった。

 ハーフタイムで日本は交代カードを切る。清家を下げ、FW浜野まいかを投入。浜野はそのまま2シャドーの一角に入った。

 後半開始から攻勢を強める日本は、両サイドから果敢に攻め立てる。しかし、フィニッシュまで持ち込めない。時間が経つにつれ、再びアメリカのボール保持が続いていった。

 日本は後半25分に2人目の交代枠を使用。田中を下げ、FW植木理子を出場させる。そのまま1トップの位置に立った。その後も日本は守りながら、カウンターを仕掛けるが、ゴール近くからシュートを打てない。

 後半36分、日本は藤野に代えてMF宮澤ひなたを投入。宮澤は右のシャドーに入った。

 後半終了間際、日本はロッドマンにゴール前まで入り込まれる。しかし、南と古賀が体を張る。守備陣の奮闘でクリア。90分で決着はつかず、0-0で延長戦に突入した。

 日本は延長開始前に古賀を下げ、DF高橋はなを出場させる。再び守備ブロックを敷き、アメリカの攻撃を阻む時間が始まった。

 延長前半終了間際、日本は均衡を崩される。後方からロングボールを飛ばされると、ロッドマンにPA右に入り込まれる。ひざを痛めた北川はカットインについていけず、左足シュートを決められた。

 延長前半終了後、日本は最後の2枚替え。長谷川と北川に代えて、MF林穂之香とFW千葉玲海菜が出場。宮澤が左WBに、植木はシャドーに、千葉は1トップに入った。

 日本は4-4-2の布陣に変えて高橋と千葉を最前線に置くパワープレーへ。1点を追いかけ続けたが、無情にも120分間の戦いは0-1で終了。日本は男女ともに準々決勝敗退となった。

(取材・文 石川祐介)
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)

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