[関東]熊取谷先制弾に木内ダメ押し弾!明治大が筑波大との天王山に完勝:第13節
ゲキサカ / 2024年8月4日 15時18分
関東大学サッカーリーグ1部は3日、第13節を行った。
首位の筑波大と2位の明治大による天王山が行われ、明治大が2-0で快勝した。2節連続で雷のために中止・延期となったことで首位の座を明け渡していた。「ちょっと間が空いてしまったので非常に難しいなと感じてましたけど、練習マッチやトレーニングで一生懸命突き詰めてきたので、選手たちが整理して入ってくれたと思います」。栗田大輔監督も完勝とも言える内容に笑顔が絶えなかった。
立ち上がりから明治大が主導権を握った。開始直後に獲得したPKはMF鷲見星河(4年=名古屋U-18)が失敗したが、前半18分、DF内田陽介(4年=青森山田高/東京V内定)のロングボールからFW中村草太(4年=前橋育英高/広島ユース)が落とすと、鷲見がすかさず縦に早いパスを出す。これに反応したMF熊取谷一星(4年=浜松開誠館高)がGKとの1対1を制して先制に成功する。
守っても高い集中力で筑波大の強力攻撃陣に形を作らせなかった。準備段階では4-4-2で臨むことを想定していたが、前日夜に急きょ3バックで行くことが選手らに伝えられたという。栗田監督は「練習で今一歩はまらない、矢印が揃わないというところで、3バックにすることで勢いが出ると思った」と意図を説明すると、「3バックの多久島と小澤と永田が安定していて、ボランチのところで食い止めていた。危なげなかったかなと思います」と頷いた。
そして終了間際には途中出場のMF木内達也(4年=鹿島ユース)が大学リーグ初ゴールとなる一発を仕留めて、とどめを刺した。この日の筑波大学第1サッカー場は「夏祭り」をテーマにしたイベントを開催。試合後には花火も打ち上げられた。会場には大学サッカーでは異例とも言える2000人を超える観客が集まっていた。その中で好ゲームを演じられたことに栗田監督も「大学サッカーがこうして多くの人の目に触れる中でできることは感謝しないといけない。その中で完勝といういいゲームができて、選手はよく頑張ったと思います」と絵イレブンの健闘を称えていた。
3位の東京国際大は流通経済大に1-0で勝利した。後半22分にDF濱崎聡馬(3年=鹿児島城西高)のアシストからFW古澤ナベル慈宇(4年=青森山田高)が決めたゴールが決勝点になった。
4位の中央大は日本大に1-2で競り負けた。1-1の後半10分にMF大久保帆人(2年=前橋育英高)が決めた得点が決勝点になった。日大は中大に勝ち点1差に迫る5位に浮上している。
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