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日本破ったスペインが2大会連続決勝進出!! ハキミ擁するモロッコに逆転2発、32年ぶり金メダルに王手

ゲキサカ / 2024年8月6日 3時26分

DFフアンル(写真左)が決勝ゴール

[8.5 パリ五輪準決勝 モロッコ 1-2 スペイン マルセイユ]

 パリオリンピックは5日、マルセイユのスタッド・ベロドロームで準決勝1試合目を行い、U-23スペイン代表がU-23モロッコ代表を2-1で破った。スペインは前半36分にPKで失点を喫したが、後半19分にFWフェルミン・ロペス(バルセロナ)のゴールで追いつくと、同40分にはフェルミンのアシストから途中出場DFフアンル(セビージャ)が劇的決勝点。銀メダルに終わった前回大会に続き、2大会連続の決勝進出を決めた。

 準決勝第1試合は準々決勝で日本を倒したスペインと、アメリカを倒したモロッコの対決。2022年末のカタールW杯決勝トーナメント1回戦以来となるビッグトーナメントでの激突となった。開催国フランスの客席は同じ欧州のスペイン優勢ではなく、旧植民地にあたるモロッコのファン・サポーターが大半を埋め尽くした。

 試合は前半10分すぎ、中盤中央の接触プレーでまさかのアクシデントが発生。この一戦を担当していたウズベキスタンのイルギス・タンタシェフ主審にスペインの選手が激突し、主審が負傷交代を強いられる形となった。その後は、モロッコの大会初戦も裁いたスウェーデンのグレン・ニーベリ主審が代わりにピッチに立った。

 そうして迎えた前半32分、先に試合を動かしたのはモロッコだった。敵陣ペナルティエリア内でスペインMFパブロ・バリオス(A・マドリー)が浮き球をクリアしようとした際、後ろから足を出したMFアミル・リシャルドソン(スタッド・ランス)が先にボールを触り、直後にバリオスと接触。主審は一度プレーを流したが、VARの介入を受け、モロッコがPKを獲得した。

 キッカーはオーバーエイジ枠で28歳のFWソフィアン・ラヒミ(アルアイン)。前半36分、スペインのGKアルナウ・テナス(パリSG)に煽られながらも冷静に右へ流し込み、逆に煽り返すゴールセレブレーションで応えた。ラヒミはこれが今大会6ゴール目。日本では横浜F・マリノスとのAFCチャンピオンズリーグ決勝で2ゴールを挙げたことで広く知られるエースが得点王に大きく前進した。

 それでも後半19分、スペインが追いついた。MFアドリアン・ベルナベ(パルマ)のドリブル突破はモロッコの強固な守備陣に阻まれたが、そこでこぼれたボールにフェルミンが飛び込み、うまく拾って左足を一閃。ゴール右隅に叩き込み、フェルミンは日本戦の先制2ゴールに続いてまたしても結果を出した。

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